天皇杯閉幕　福島４位も収穫あり／全日本選手権

　全日本選手権最終日には、佐々木雄大（政経２＝野田中央）、福島宇美（営１＝安部学院）が出場した。福島は総当たりのリーグ戦４回戦に挑むも敗れ４位。佐々木雄は初戦敗退となった。◆12・20～23　天皇杯全日本選手権（駒沢体育館）［グレコローマン…

　全日本選手権最終日には、佐々木雄大（政経２＝野田中央）、福島宇美（営１＝安部学院）が出場した。福島は総当たりのリーグ戦４回戦に挑むも敗れ４位。佐々木雄は初戦敗退となった。

◆12・20～23　天皇杯全日本選手権（駒沢体育館）

［グレコローマンスタイル］

▼82キロ級

　佐々木雄――予備戦敗退

［女子］

▼68キロ級

　福島――４位

　※２日間で５名による総当たり戦。

目標の入賞には届かなかった。福島は１勝２敗で迎えた最終戦、リオ五輪代表で、今年度の明治杯優勝の渡利璃穏（アイシン・エィ・ダブリュ）と対戦した。格上相手に強気で挑みたいところだったが「全て相手の流れになってしまった」。第１ピリオド開始28秒、テイクダウンで先制を許す。その後45秒にタックルを仕掛けるも、背後を取られカウンター。グラウンド体勢での攻防をしのげず、フォール負けを喫した。１勝３敗で４位となり、表彰台に一歩届かなかった福島。しかし、前日の土性沙羅（東新建設）との対戦では１―６と、昨年度の同大会でのテクニカルフォール負けから差を縮めた。小柳義人監督も「かなり前進している。それは練習の成果」と試合内容を評価。自身も「１点取り返して少しは成長できたと思う」。男子に交じって取り組んだ、明大での１年間の成長を実感できる全日本となった。

今大会をもって今年度の公式戦は終了した。今大会には佐々木雄、加藤万豊（政経１＝いなべ総合）、福島が出場を果たし、下級生の活躍も光った今年度。今後は新体制が本格的に始動する。「来年度はリーグ８位を５位くらいに上げたい」（小柳監督）。春からの快進撃を目指して、オフシーズンで部全体のレベルアップを図りたい。

［福田夏希］

試合後のコメント

小柳監督

――来年度に向けての意気込みをお願いします。

　「来年度はリーグ８位を５位くらいにあげたいですね。他の大学も力を付けているので難しい部分はありますが、今の２年生を中心にメンバーはそろっているので順位を上げるチャンスだと思います」

佐々木雄

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

　「試合のつくり自体は相手にはまって良い感じでしたが、最後で練習量の違いが出たと思います。ずっとケガして練習できていなくて、ぶっつけで試合に出てしまいました」

福島

――土性との対戦で成長したと思ったのはどのようなところでしょうか。

「明大に入って男子とやるようになって、力が少し付いたと思います。また男子とやっても圧倒されて負けてしまうので、その悔しさをバネに変えるというのができるように、気持ちが強くなりました」

――次のクイーンズカップに向けて目標をお願いします。