元世界1位のアンディ・ロディック(アメリカ)が今、コートに戻る肩慣らしを進めているという。かつて持ち味としていた強力なサーブを、再び拝めるかもしれない。来年2月に予定されている「ニューヨーク・オープン」でのエキシビションマッチへの準備を同選…

元世界1位のアンディ・ロディック(アメリカ)が今、コートに戻る肩慣らしを進めているという。かつて持ち味としていた強力なサーブを、再び拝めるかもしれない。来年2月に予定されている「ニューヨーク・オープン」でのエキシビションマッチへの準備を同選手が進めているからだ。

ロディックは2003年の「全米オープン」で優勝した元世界1位の36歳だ。当時世界最速の時速249kmを記録したサービスや、フォアの強打でも観衆を沸かせてきた。

「ニューヨークはもちろん、悪いプレーをしたい場所ではない」とロディックは語っており、ジム・クーリエ(アメリカ)とのエキシビションマッチに向けて、気合を入れている様子を覗かせた。

ロディックによれば同大会は、「ATP1000 インディアンウェルズ」や「ATP1000 マイアミ」といった大きな大会に備えたい選手にとっては価値ある大会で、来年は世界6位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)や10位のジョン・イズナー(アメリカ)が出場を予定している。

ロディックは「1年の早い時期に調子をつかみたいものだ。いくらでも厳しいトレーニングを積めるし、いくらでも努力はできるが、それだけで自信に溢れたりはしない」と話した。

同氏は「オーストラリアでいいプレーをしてそれからメンフィス(ニューヨークへ移転する前の大会)で好調だと感じることもあった。1年間にちょっとしたリズムのようなものが生まれるんだ。特に、僕やケビンのように、クレーが好きじゃない選手にとっては、3月までのあの最初の3ヵ月が非常に重要だ」と語っており、「ニューヨーク・オープン」の重要性を強調した。

また「6歳の時からテニスは人生の一部だったから、完全に捨ててしまいたくはない。だからワクワクして、興奮している」と語っており、ロディックはコートへのカムバックに向けて十分意欲的な様子だ。

(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真はアメリカのテニスリーグでプレーするロディック(2017年のもの)

(Photo by Gilbert Carrasquillo/Getty Images)