国内最大級の全日本選手権が開幕した。明大からは5名が出場。1日目は、二ノ宮寛斗(営3=岐南工)と米川優人(農4=八千代松陰)が出場したが、ともに初戦敗退に終わった。◆12・20~23 天皇杯全日本選手権(駒沢体育館)[フリースタイル]▼9…

 国内最大級の全日本選手権が開幕した。明大からは5名が出場。1日目は、二ノ宮寛斗(営3=岐南工)と米川優人(農4=八千代松陰)が出場したが、ともに初戦敗退に終わった。

◆12・20~23 天皇杯全日本選手権(駒沢体育館)

[フリースタイル]

▼97キロ級

 二ノ宮――予備戦敗退

▼125キロ級

 米川――予備戦敗退

 悔しい初戦敗退に終わった。二ノ宮は、石黒峻士(日大)と対戦。何度も顔を合わせている同級生対決となった。第1ピリオドを1―0で折り返したが、第2ピリオド開始5秒。タックルで中に入られ、バックポイント2点で逆転を許す。その後は「攻め切るという部分ができなかった」。相手を抱えながら足払いを掛けるなど攻める姿勢は見せたが、得点にはつながらず。逆に1分20秒に2点を追加され、1―4で敗れた。「取り切る技がないから、追い上げられなかった」。得意のタックルで得点につなげた相手とは対照的に、自らの技で状況を打開できなかった二ノ宮。今年度は8月のインカレで優勝と多くの好成績を残したが、大舞台で課題が残る結果となった。最後の学生生活となる来年度の目標は「全日本で優勝したい」。今大会の敗戦を糧に、日本一を目指しスタートを切る。

 明大勢は3日目に加藤万豊(政経1=いなべ総合)と福島宇美(営1=安部学院)が出場する。加藤は先月の東日本新人戦で優勝を果たし、今大会の出場権を獲得。新人戦では何度も逆転勝利で勝ち上がっただけに、勢いそのままに初の全日本に挑む。福島は昨年度の同大会で3位とさらに上を目指す大会となる。フレッシュなルーキーがトップ選手相手に熱い試合を繰り広げることを期待したい。

[福永智隆]

試合後のコメント

二ノ宮

ーー今日の試合振り返っていかがですか。

 「いつも負けている相手で勝ちたい気持ちはあったんですけど、中々攻め切ることができずにいつもと同じような展開で負けてしまいました。明治杯で3位だったので、それ以上にいければいいなと思っていました。でも、まだまだ上には上がいるので、それを痛感していてまだまだ甘いなと思いました」

ーー1ー0で折り返して、2ピリ早々に逆転されました。

 「1ピリはお互いに様子を見合っている感じでした。2ピリになって、相手が攻めてきたところで足をすくわれてしまったので、相手が攻めてきたときにどうするかというところが足りなかった部分なのかなと思います」

ーー後半は攻めていても、得点に結び付きませんでした。

 「攻め切るという部分ができなかったので点に結びつかなかったかなと思います。相手はタックルが得点源なんですけど、自分は得点源という技が中々ないのでうまく点が取れなかったです。追い上げる展開でしっかり点を取れるように練習していきたいです」

ーー来年度の具体的な目標を教えてください。

 「学生生活最後なので、もちろんインカレは優勝して明治杯、天皇杯で決勝上がることと優勝を狙っていきたいなと思っています」