2010年にタイガースのガララーガが9回2死まで完全試合も…「世紀の大誤審」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。2006年のWBC第1回大会の日本対アメリカ戦のボブ・デービッドソン、NPBでは今季オリックス対ソフトバンク戦でのファール判定がリ…

2010年にタイガースのガララーガが9回2死まで完全試合も…

「世紀の大誤審」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。2006年のWBC第1回大会の日本対アメリカ戦のボブ・デービッドソン、NPBでは今季オリックス対ソフトバンク戦でのファール判定がリクエストによりホームランに覆り、試合後に審判団がファールだったと認めた誤審問題…。

 メジャーで起こった幻の完全試合を覚えているだろうか。MLB公式サイトのスペイン語版公式ツイッターは「時折、完璧さは記録に残らない」とコメントを添え、9回2死から誤審により完全試合が断たれた試合を振り返っている。

 今もなお語り継がれる大誤審は2010年6月2日タイガース対インディアンス戦で行った。タイガースの先発アーマンド・ガララーガ投手は9回2死まで一人の走者も出さないパーフェクト投球。そして27人目の打者ジェイソン・ドナルドが放った一ゴロのベースカバーに入ったガララーガは一塁ベースを踏み誰もがアウトを確信した。

 だが、一塁塁審のジム・ジェイス氏はセーフの判定。まさかの判定にガララーガは苦笑い。タイガースナインは頭を抱え、打ったドナルドまでも頭を抱えるほどだった。

 8年前の悲劇を改めて振り返ったファンも「MLB史上最も大きな損失」「球界にとって非常に、非常に悲しいエピソード」「最悪の判定だ」「走者が最初に驚いたね」と、明らなセーフ判定に苦言を呈している。

 この試合後にジョイス氏は誤審を認め、ガララーガに謝罪を行っている。そして翌日にはガララーガはジョイス氏と握手を交わしている。(Full-Count編集部)