前日の敗戦を引きずった。準々決勝に敗れ、青学大との順位決定戦に臨んだ。前日の33点差での敗戦のダメージが響き、立ち上がりからシュートはリングに嫌われ続け18点差で敗戦。7、8位決定戦に進んだ。▼12・10~16 第70回全日本大学選手権(…

 前日の敗戦を引きずった。準々決勝に敗れ、青学大との順位決定戦に臨んだ。前日の33点差での敗戦のダメージが響き、立ち上がりからシュートはリングに嫌われ続け18点差で敗戦。7、8位決定戦に進んだ。

▼12・10~16 第70回全日本大学選手権(大田区総合体育館他)

◆12・15 順位決定戦 対青学大戦(駒沢屋内球技場)

明大52{12―18、7―24、13―12、20―16}70青学大 

 スターターは、PG渡辺翔太(政経2=宇都宮工)、SG綱井勇介(文4=大阪学院)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF森山修斗(政経4=瀬田工)、PF今川友哲(営4=大阪桐蔭)。

 「糸が切れてしまった」(濱西康一監督)。前日に行われた準々決勝で33点差の大敗を喫し順位決定戦に回った明大。一つでも上の順位を目指し今試合に臨んだが、前日と同様にシュート精度を欠き前半を終えて19―42と苦しい立ち上がりに。その後も「ペースを奪われたままだった」(野口龍太郎・政経3=九州学院)。集中力を取り戻せないまま試合は進み、第3クオーター(Q)を終えてもなお22点差と大きく突き放された。さらに、追い打ちを掛けるように第4Q残り5分でエース・今川が左膝を負傷。大黒柱を欠いた明大は一度も点差を一桁に縮めることはできず52―70で敗れた。

 シーズン最終戦となる次戦の白鴎大戦。秋季リーグ戦では1勝1敗と互角だったがインサイドの要である今川を欠き、不安感は拭えない。それでも「恩返しするためにも頑張らないといけない」(野口)と、闘志は消えていない。今年度のチームとして最後の試合を勝って笑顔で締めくくる。

[長沼遼太]

試合後のコメント

濱西監督

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「東海大戦に照準を合わせていたけど、結果やりたいこと全然やらせてもらえない状態になりました。インカレは続くから今日は切り替えてってことで臨んだけど糸が切れてしまって昨日と同じような状況になってしまいました」

――4年生のラストゲームに期待することは何ですか。

 「最後だからってことじゃなくてずっとリーグからそういう姿勢を見せてきてくれたと思うので、プレイヤーとしてベンチ入ってないメンバーも気持ちを下級生に伝えて欲しいと思います」

野口

――後半で意識したことは何ですか。

 「思いっきりシュート打てたっていうのは良かったです。どんどんペース上げて打っていくっていう戦術をたまにやってるので、それを混ぜながらという感じでした。でも、あまりうまくいきませんでした」

――明日はどんなゲームにしたいですか。

 「明日は留学生2人いるし、その中で明治はインサイド今川さんいないっていう状況ですけど、みんなでリバウンドとルーズボール取って走って、ディフェンスからやれば明治のペースになると思います。リーグ戦でもそうやって勝ってるから流れを明治に持ってこれたら勝てると思います」