*写真:2018年アジアパラの井上全悠/撮影:長田洋平/アフロスポーツ<サンホセOP(コスタリカ/サンホセ) 2018年12月5日~7日>パラ卓球・クラス7の井上全悠(いのうえ まさちか)が12月5日~7日までコスタリカにて開催されたサンホ…
*写真:2018年アジアパラの井上全悠/撮影:長田洋平/アフロスポーツ
<サンホセOP(コスタリカ/サンホセ) 2018年12月5日~7日>
パラ卓球・クラス7の井上全悠(いのうえ まさちか)が12月5日~7日までコスタリカにて開催されたサンホセOP・男子シングルスで優勝を果たした。
井上は、日本肢体不自由者卓球協会の「変形する卓球台」というプロジェクトで、自身の卓球台の見え方を「ステップの踏めない井上の卓球台は、自分のコートが斜めに傾いている。前後のフットワークが苦手な彼にとって右サイドのネット際から左サイドの深くへの展開に足が追いつかないのだ」(日本肢体不自由者卓球協会のHPより)としている。
そこで、井上は、足に頼ることのない、上半身のみで勝てる卓球を目指すためにボディーバランスを極めたというのだ。今回の優勝は、これまでトレーニングを重ねてきたボディーバランスが優勝の大きな要因なのではないだろうか。
補足:パラ卓球 10段階のクラス分け
パラ卓球は大きく「車いす」と「立位」の部に分かれ、それぞれ障がいの重さにより5段階のクラスが設けられている。(車いすがクラス1~5、立位がクラス6~10。障がいが軽くなるにつれ、クラスの数字が大きくなる)
パラ卓球界の若きホープである岩渕幸洋は立位・クラス9の代表的プレーヤーだ。左足の足首が動かない先天性の障がいがあるが、装具で持ち上げてプレーをし、快速フットワークを見せる。
文:ラリーズ編集部