写真提供:日本肢体不自由者卓球協会10日、日本肢体不自由者卓球協会が「変形する卓球台」の制作ムービーが10日から公開した。パラ卓球のエースである岩渕幸洋を含む3選手へのインタビューに加え、デザイナー、実際に制作に当たる工場長のインタビューを…

写真提供:日本肢体不自由者卓球協会

10日、日本肢体不自由者卓球協会が「変形する卓球台」の制作ムービーが10日から公開した。パラ卓球のエースである岩渕幸洋を含む3選手へのインタビューに加え、デザイナー、実際に制作に当たる工場長のインタビューを聞くことができる。

「変形する卓球台」とはなにか。パラ卓球協会では、障がい者スポーツの発展のための施策の一環として、形が変わった卓球台(パラ卓球台)を制作しているのだ。

パラ卓球台とは、通常は長方形の卓球台が、パラ卓球台の場合は丸くなっていたり、左に長くなっていたり、縦に長くなっていたり様々な種類がある。実は、パラ卓球の選手がプレーした時、障がいによって違った大きさに感じているからなのだ。これによりパラ卓球選手から卓球台がどのように見えるかを具現化したという。

障がい者が弱点を克服するためにどういったトレーニングを行っているのか、また、どういう戦術で戦っているかを健常者に知ってもらうことを目的としており、卓球台は、リオ五輪の卓球台を制作した三英に依頼をしているとのこと。

動画はこちらから

パラ卓球若手エース・岩渕幸洋選手スーパープレー集

補足:パラ卓球 10段階のクラス分け

パラ卓球は大きく「車いす」と「立位」の部に分かれ、それぞれ障がいの重さにより5段階のクラスが設けられている。(車いすがクラス1~5、立位がクラス6~10。障がいが軽くなるにつれ、クラスの数字が大きくなる)

パラ卓球界の若きホープである岩渕幸洋は立位・クラス9の代表的プレーヤーだ。左足の足首が動かない先天性の障がいがあるが、装具で持ち上げてプレーをし、快速フットワークを見せる。

文:ラリーズ編集部