女子部の第1回目を飾るのはG岩田千夏子(社3=岡山・明誠学院)、C中村美羽(社3=千葉・昭和学院)、F内山未悠(社3=愛知・桜花学園)の3年生社会科学部の3人。岩田は今シーズンケガに見舞われたがコートに立つメンバーのサポートでチームを支え…

 女子部の第1回目を飾るのはG岩田千夏子(社3=岡山・明誠学院)、C中村美羽(社3=千葉・昭和学院)、F内山未悠(社3=愛知・桜花学園)の3年生社会科学部の3人。岩田は今シーズンケガに見舞われたがコートに立つメンバーのサポートでチームを支える。一方中村は今季のリーグ戦でケガから約1年半ぶりの復帰を果たし、ブランクを感じさせない精度の高いプレーでシックスマンを担う。今年度からスタート起用となった内山は常に全力な姿勢と正確なシュートでオールラウンドに活躍。それぞれの役割を全うし早大の勝利に貢献する3人に話を伺った。

※この取材は11月22日に行われたものです。

「支えてもらって感謝しています」(中村)


中村

――まずはリーグ戦を振り返りたいと思います。優勝で幕を閉じた関東大学女子リーグ戦を振り返ってみていかがですか

内山 リーグ戦で優勝するというのはチームとして目指してきたことでもあるので、それを達成できたことは良かったです。監督からは、2ヶ月間のリーグ戦が終わった時にチーム力をより上げられるように、ということは始まった頃に言われていたのですが、途中2敗してしまい、終盤戦で強い相手に対して自分たちのバスケットができなかった試合もあったので、内容面では物足りない部分もありました。

中村 1週残して優勝を決めることができたのですが、それはライバル校が途中で星を落としたのに対し、自分たちがしっかり勝ち切れていたからだと思いますが、最終週の1戦目ではチャンピオンチームにふさわしい試合をしようという話が出ていたのに、大差で敗れてしまい反省が残りました。それでも結果として優勝できたことはとりあえず良かったです。

岩田 リーグ戦前半から中盤にかけて星を落とさなかったことが優勝に繋がったと思うので大きかったです。一方で、大差で負けた試合は自分たちの歯車がかみ合わずにどんどん点差を離されてしまったのでインカレに向けて課題も見つかりました。

――特に印象に残っている試合はありますか

中村 私は拓大戦です。ずっと怪我で試合に出られなかったのでブランクを感じながら試合をしていたのですが、拓大戦ではシュートがすごく入って、そこで何か吹っ切れた部分がありました。

内山 良い意味だと東京医療保健大との1戦目ですね。チームは負けてしまったのですが、個人的にそれまであまり良くなかったシュートの調子が安定していました。反対に悪い意味で印象に残っているのは専大との1戦目です。自分の調子が悪いというのは認識していたのですが、それでも全くチームの勝利に貢献できなかったのでとても悔しかったです。

岩田 筑波大戦ですかね。春のトーナメントで敗れた因縁の相手でもありましたし、個人的には(試合前の)アジャストを担当していたので絶対に負けたくないという気持ちが強かったです。2試合とも厳しい試合だったのですがしっかり勝ち切れて、ベンチでもすごく嬉しかった印象があります。

――中村選手は怪我で長い期間コートを離れていましたが、その間は同期の支えを感じることはありましたか

中村 この2人もそうですし、残りの6人の同期にも話を聞いてもらったり、心配してもらったり本当に支えてもらいました。感謝しています。

――内山選手、岩田選手の目にはコートではつらつとプレーする中村選手の姿はどのように映っていましたか

内山 単純に一緒にバスケができていることが嬉しかったですね。自分がパスして中村選手が決めてくれたりしたら鳥肌が立ちました。怪我している期間もきっと辛かったと思うんですけど、自分からは言わずにためこんでしまうタイプなので、それを聞いてあげたいと思っていました。ずっと一緒にプレーできる時を待っていたので帰ってきてくれて本当に嬉しかったです。

岩田 私もコートの中で活躍している姿を見られて嬉しくて、私自身今リハビリをしている立場なので勇気をもらっています。中村選手は1年生の頃から試合に出て活躍していたのに、怪我で長い期間プレーできなくて、きっと悔しい気持ちも人一倍あったんだろうなと思うので、今後ももっと活躍してもらいたいです。

中村 泣きそう(笑)。本当にありがとう。

――リーグ戦で見つかった課題はありましたか

内山 オフェンス面では、強豪校との試合で得点が少なかったことです。リーグ戦の序盤戦はいいディフェンスからの速攻で点数を重ねられていたのですが、後半戦は受け身になってしまいスローペースになってしまって、点数も60点台と低くてワセダのペースではなかったです。あとは今シーズンずっと課題に挙がっているリバウンドの部分は変わらず課題だと思います。

中村 自分たちのペースで試合をできたことが少なかったです。勝った試合でも筑波大戦など、点数が伸びなくて、それの原因はトランジションの遅さであったりディフェンスリバウンドを1回で取りきれなかったことだと思います。

岩田 得点を取る人、ポジションに偏りがあったということも課題として挙がりました。試合ごとに得点者に偏りがあると守っている方としても守りやすいと思うので、バランスよく得点が取れるように練習からもっと自信を持ってやれればいいかなと思います。

――リーグ戦を戦い終えて、お互いのプレーの印象を教えてください

内山 美羽ちゃん(中村)は本当にシュート率が良いです。あとはたまにブレイクですごい走りをして、チームがすごく盛り上がるようなプレーをしてくれます。

岩田 堅実なプレーをしてくれます。同期の中田(珠未、スポ3=東京・明星学園)とかは派手なプレーでチームを盛り上げるんですけど、美羽ちゃんはシュートを一本一本集中して決めたり、ディフェンスでもとにかく堅実です。

中村 嬉しい、ありがとう(笑)。私は派手なプレーはできないし、スタメンの選手と比べたらできることも少ないので、自分のできることを精一杯やろうとコートに立っているので、そういう目で見てもらえていることは嬉しいです。

――内山選手についてはいかがですか

岩田 未悠ちゃん(内山)もどちらかと言えば堅実なタイプです。本当によく走るんですよ。先頭きって走ってくれるので周りもついていきやすいです。

中村 オールラウンダーですね、なんでもできるんですよ。こんなに身長も大きいのに、スリーも打てて、ディフェンスもできるんです。いつも羨ましいなと思いながらプレーしています。

内山 これ嬉しいね(笑)。私は細かい技術とかはなくて、速攻でドリブルで運んだりすることもできないので、それだったら味方がリバウンドを取ってくれた時に走り出しを意識しようと心掛けています。

――岩田選手についてはいかがですか

内山 岩田さんも堅実なんです(笑)。

中村 そうなんだよね。

内山 去年とかは高田さん(静、スポ4=山形市立商)の控えで出ることが多かったのですが、短い時間でも役割をしっかりこなしてくれます。コートに出る時にやってやるぞ、という感じもないですし、人一倍リーダーシップがあったりするわけではないのですが、しっかりとガードの役割を果たしてくれて試合を作ってくれます。

中村 短い時間でも相手のエースガードのドライブを止めてみせたり、パスカットをしたり、顔には出ないけど見ててすごいなと思いました。

岩田 私は実はとても緊張しやすいので内心はかなりバクバクなのですが、周りからはそうは見えてないみたいです(笑)。

――少しお話が変わるのですが、背番号の由来はありますか

岩田 私は20番なんですけど、高校の時のリバーシブルが20番だったので、高校から慣れ親しんだ20番を大学でも使っているという感じです。

中村 私は25番なんですけど、大学に入って番号を決めてと言われたときに私に縁のある番号が無くて、兄がサッカーをやっていて25番だったので、お兄ちゃんのこと大好きなので25にしようかなというどうでもいい理由です(笑)。

内山 私も番号決めるのが初めてだったので全然思い浮かばなくて、姉に相談したら姉がななみというんですけど、「ななみ」の73にしてと最初言われたんですけど、ちょっとでかすぎるので、未悠の「み」とななみの「な」で37にしてと言われてしたんですけど。

中村 兄弟愛(笑)。

内山 それでもまだ一番大きくて後ろにいないのがちょっと寂しいのでもっと小さいのにしておけば良かったかなと思っています。

岩田 そうなんだ、だから37なんだ。

中村 恥ずかしいね(笑)。

――座右の銘とかはありますか

中村 精進。高校のコートネームが監督に決めてもらうんですけど、「ショウ」というコートネームをいただいて、それの由来が何事にも精進するようにということで、それいただいてからずっと全力で何事にもどんなことがあっても頑張ろうと思うことができているので、それが座右の銘ということでお願いします(笑)。

岩田 座右の銘というか、大事にして意識していることで何事も楽しんでやるということで、これはよく母から言われていたことなんですけど、緊張しいだし物事に対して食わず嫌い的な部分もあって、始める前から「いやだ」ということをよく言っていたので、そういうときに「考え方や捉え方を変えてみたり楽しんでやってみればいいんじゃない?」というのをよく母から言われていたので、ちょっと嫌だなと思ったときはそういう風に捉えるようにしています。

中村 (内山に)英語でいいよ(笑)。

一同 (笑)

岩田 録音してもらおうよ(笑)。

中村 うん、発音よく(笑)。

内山 え~(笑)。私も大事にしていることは人のためにとか感謝とかそういう感じなんですけど、1,2年生のころあんまり出れなかったりとか、ことしも出させてはもらているけど調子が悪いときもあったりとか、そういうときにどうしても自分のことばかり考えてしまって、どうしたら自分がもっと点とれるかなとかどうしたらもっと自分がチームに貢献できるかなとか、そういうことを考える体質で、どんどん没頭してしまう感じなので、そういうときに周りから応援しているということを伝えてもらうと、その人たちに感謝したりとか、遠いところまで応援来てくれている人を楽しませたいとか来てよかったって思わせてあげたいとか、人の支えを逆にその人のためのというのをすごい考えていて、自分が自分がではなくて、何かのためにいま頑張ろうと思うようにしています。

――試合前のルーティーンはありますか

内山 お母さんの手作りのおにぎりを食べます。

中村 わかめのやつね。

内山 わかめと梅干のやつです。

中村 私はいっぱいあって。

岩田 ありそう(笑)。

中村 グラタンを食べる、テープもバッシュも右から、決まった3種類のトレーニングを絶対やる、以上です。

岩田 今度左から履かせようぜ(笑)。

中村 なんでだよ~(笑)。

一同 (笑)

岩田 私は前日の夜にテンションを上げるために嵐のDVDを見る。これに限りますね(笑)。

内山 出た~(笑)。本当に大好きなんですよ。

中村 大好きなんです。オタクです(笑)。

「練習前に癒されています」(岩田)


岩田

――ここからはプライベートに関する質問に移りたいと思います。まずは他己紹介をお願いします。

内山 千夏子は、さっきも言ったように嵐がとりあえず大好きで、暇さえあれば嵐の動画見て、嵐のこと調べて、情報も全部持っているという感じで、嵐愛は半端ないです。性格は甘えん坊なんですよ。

一同 (笑)

内山 一見ツンデレと言いたいところなんですけど、甘えん坊なんですよ。デレ。

岩田 未悠ちゃんには確かにそうだね(笑)。

内山 弟って感じの。

岩田 妹じゃないんかい(笑)。

内山 でも個性的なところもあります。

中村 AB型だからね。

内山 そうだね、AB型だからね。自分をすごい持っていて、服とか趣味とかも自分の好きなことをとことん追求したりとか。あとは、寝るのが遅い。あとカップラーメンとかカップ焼きそばが大好きで。

中村 いつも湯切りしているよね。

岩田 (笑)。生協でいつも湯切りしてます(笑)。

内山 美羽ちゃんもため込んじゃうタイプってさっき言ったんですけど、千夏子もたぶん割とチームメイトとかに弱音とかはかないタイプで、一人でひたむきに頑張る子なので、たまに折れそうなときもあるんですけど、頑張り屋さんでまじめなところとそうでないところがあります。食事日誌っていう毎日の食事を書いて提出するやつがあるんですけど、それとか期限内に出せないんですよ。

岩田 出せるときもありますけどね(笑)。私よりひどい人もいるっていう。

内山 そういうちょっとだらしないところもありつつ、ほんとにきっちりするとこはきっちりやるから、まじめなのかな。まじめですね。人に好かれます。先輩とか後輩から。

岩田 じゃあ私が中村さんを。彼女もまじめですね。バスケのことだと特にそうだと思うんですけど、今までリハビリしていたときとかも、私は結構他のことに目移りしちゃってたまにさぼっているんですけど、美羽ちゃんはまじめでとにかくやらなければいけないことは絶対しっかりやってるし、たぶんプラスアルファで色々なこともやっているし、バスケのことに関してはすごいまじめだなと思います。あとはこの3人の中で唯一教職もとっているし、学業も一番しっかりやっているというか。授業もしっかり出ているし。

内山 (私も)出てるよ。

一同 (笑)。

岩田 常にレポートとか課題とか隣でやっていたり、とにかくまじめだなと思う面もありつつ、普通にしゃべっているときはしょうもないギャグとかも言ってきて、どちらかと言えばいじられるタイプというか。なんか背でかいのにいじられるってめっちゃ面白いじゃないですか。

一同 (笑)

中村 そう(笑)?

岩田 答えでかいのにみんなからいじられていて、でも彼女はまんざらでもないみたいな。嬉しいみたいで。

中村 勘違いも甚だしいわ、本当に(笑)。

岩田 みんなでワイワイしているときはみんなを盛り上げてくれるし、いじりがいのある感じなんですけど、バスケの時とかちゃんとしなければいけないときはまじめスイッチがちゃんと入る、切り替えが上手な人だなと思います。まとめた(笑)。

内山 まとめ上げたね(笑)。

中村 内山さんは、本当にできないことがないんです、バスケと一緒で。

岩田 才色兼備。

中村 このルックスでスタイルもよくて、勉強もできて英語もペラペラで。

内山 めっちゃ褒めてくれるやん(笑)。

中村 本当だもんね?

岩田 うん、ほんとほんと。

中村 結構ファンも多くて、私の高校の同期とかも「未悠ちゃんかわいい」とかわざわざメッセージ送ってくるコアなファンが多いんですけど、真面目で。

岩田 みんな真面目になっちゃう(笑)

中村 真面目なんだよね、3人とも(笑)。真面目なのはじゃあいいや。効率がいいんです、すごい。3つのことを同時進行しているんです。携帯ガって取って、ガーって打って置いて、パソコンして、レジュメ埋めてみたいな。3つのことを一人でやっている姿にいつも感動します。後は、犬が大好きで、ダッシュとシュシュのね。 

内山 2匹飼ってるんです。

岩田 1個けなしとくか(笑)。

中村 恋に盲目だよね。

岩田 乙女(笑)。

――下級生で推しメンとかはいますか

中村 船生さん(晴香)はキーホルダーにして持ちたいくらいすごいかわいくて。ゆるくて。

岩田 バカです(笑)

中村 そんなこと言わないでよ(笑)。天然で。でもバスケひたむきで、どんな状況にも屈さない姿とか。でもコート離れたら本当にずっとにこにこしていて本当に推しメンですね。

内山 いいよね、楽しいよね

中村 そう。あの子といるとネガティブにならない。

岩田 たしかに。よく話しかけてくれるもんね。

内山 私は1年生の河村くるみちゃんで。普通に初めて来たときからかわいいなと思っていたし、中学校が同じ地区なんですけど、私の2個下で3年と1年で、私は全然知らなかったんですけど隣の中学校だから何回も練習試合とか試合やっていたらしくて。勝手に向こうは覚えていてくれて入った時にそれを言ってくれて、「中学校のころから知ってました。ワセダにいると聞いて嬉しかったです」みたいな。私も嬉しくなっちゃったので推しメンです。

岩田 顔似てるしね。

中村 そうそう、すごい似てるんですくるみと。

内山 顔は似てないよね。足が似てるって言われる。

中村 顔も似てるし、体格も似てるし、動作も似てる。だからくるみもこうなる(笑)。頑張ればこうなるってことだよね。

岩田 試合に慣れればね(笑)。

内山 迷子になっちゃうから(笑)。

岩田 じゃあ私は2年生のマネージャーの鈴木美香ちゃんで。美香はたぶん一番バスケ部にいなさそうな、体育会にいなさそうな子で、ちょっと変わってる部分があるけど、どこが変わってるとかじゃなくてなんか変わってるよね(笑)。

内山 別に変ではなくて、かわいい。

岩田 色々なこと知っているし、一緒に喋っていて面白いですね。あんまりバスケ界では出会わなそうな子という感じなので、普通に楽しい子ですね。なので推しメンです。

――3年生の中で流行っていることはありますか

中村 9人もいると全員で何かやるというのがなくて。

内山 でも半年前に、集まれる人だけでご飯食べて、みんなで桜見に行こうって言って外にピクニックみたいなのしに行ったんですけど。なぜかイントロドンを始めたんですけど、超絶楽しくて、ひたすらやってました。

中村  グリが嵐の曲を1秒くらいで(笑)。

内山 もうブレスでわかる。

中村 ほんとに愛を感じたよ(笑)。

岩田 嵐に関しては負けたくないですね(笑)。

――同じ学部だと一緒にいる時間も長かったりしますか

内山 同期の中ではそうだね。

中村 学校で一緒だね。

内山 授業も一緒に受けるし、お昼とかもいっしょに食べるし。

岩田 安定のメンツですね。

中村 一緒にいて気を使わない。

岩田 似てるしね。

内山 スポ科は結構ワイワイする人とか明るい感じで。

中村 極端だよね(笑)。

内山 たしかに。静かか、超元気かみたいな。ここはみんな普通でバランスがいいので3人で楽ですね。

――マイブームはありますか

内山 私ニノだわ。

岩田 言っておきなよそれ(笑)。

内山 千夏子の影響?なんでだ?

岩田 渡海先生から?

内山 あー!「ブラックペアン」のドラマやっていたじゃないですか、それを見ていてニノかっこいいなと思って、その辺から千夏子に「ニノってさ」みたいな感じで色々聞いていたんですよ。そうしたらある日ニノの超かっこいい動画を見つけて、それをずっとリピートして見ています(笑)。試合前とか。

中村 私はTWICEの動画をすごいずっと見ています。本当に大好きで、全員かわいくて全員ダンスうまくて全員歌上手いじゃないですか。

岩田 TWICEになりたいんだもんね。

一同 (笑)

内山 13人目?

中村 いや9人だから(笑)。いい加減覚えてよ(笑)。

内山 いつも試合会場とかで流れると歌って踊って。

中村 踊ってないから(笑)。

内山 試合中とかも踊ってます。

中村 でも本当に大好きなんですけど、なかなかみんな理解してくれなくて。でもやっとちょっと振り向いてくれる子が何人かできました。咲月(澁谷)とか。一瞬見てくれた(笑)。そんな感じです。

岩田 嵐は永遠のマイブームなんですけど、それはまあ置いておいて、よくインスタグラムの保存できるやつに、めっちゃかわいい赤ちゃんの動画とかを保存して、それを練習前とかに見て癒されるというマイブームです。その赤ちゃんを全く知らない子だけど、一緒に成長を見ていくっていう(笑)。

内山 きも(笑)。

岩田 とにかく赤ちゃんとか動物の可愛い動画とかを見ます(笑)。

――次でプライベートに関する質問は最後になります。インカレが終わったら平成最後のクリスマスですが、どのようなクリスマスを過ごしたいですか

岩田 未悠ちゃんは予定でいいんじゃない(笑)?彼氏と?どこ行くの?

内山 まあイルミネーションを見て過ごしたいですね(笑)。

中村 (岩田に)来年は頑張ろうね(笑)

内山 いやまだだよ。

中村 あ、まだ?でもイルミネーションとかいいよね。あ、東京タワー!

内山 美羽ちゃんらしい(笑)。じゃあ千夏子は?

岩田 うちは出来ることならことしの12月25日は東京ドームで嵐のコンサートがあるので、それに行けたら最高なんですけどね。ちょっとチケットがないのでいっしょに遊んでくれるお友達がいたらいいなって。

中村、内山 悲しい(笑)。

「いい意味で4年生に頼りたい」(内山)


内山

――ここからはバスケットボールに話を戻して、インカレに向けてお話を伺いたいと思います。リーグ戦が終わってから、インカレに向けてチームとして取り組んでいることはありますか

内山 ミーティングで課題とか、どうしたらそれを解決できるかを話し合ってきたので、得点の部分ではオフェンスのバリエーションを増やしたり、速攻を増やすためにディフェンスを意識したり、リバウンドは練習からゲームライクに取り組むことを意識しています。

中村 内山が言ってくれたことが全てなのですが、あとは、インカレは連戦になるのでそれに向けて体力強化期間が続きましてとても辛かったです(笑)。

岩田 個人としてインカレに向けてどのようなことを意識して練習するかということを書き出したので、各自それを徹底しながらインカレに向けて練習していきたいです。

――昨年度はインカレでとても悔しい思いをしましたが、記憶に残っていますか

内山 私は2回インカレを経験してきましたが、たとえリーグ戦をいい形で終えても、それがインカレに繋がらなかった部分がありました。昨年は予想外なところで負けてしまったので、悔しさというか一瞬で終わってしまう怖さというものはすごく覚えています。

中村 高校とは違って大学では全国大会が年に1回なので、それが去年も一昨年も早い段階で負けてしまったのでとても悔しかったことを覚えています。なので、今年はそういうことがないように一戦必勝で頑張りたいです。

岩田 去年も一昨年も、チームとしての目標はもっと高いところにあったので、みんなもっとできたんじゃないかという思いがあったと思います。私は今は外から練習を見ていますが、負けたら終わりのトーナメントはプレッシャーもあるのですが、みんなにもっと自信を持ってやってもらいたいと思います。

――組み合わせが発表されましたが、ヤマ場となる試合は

一同 (2回戦の)筑波大戦です。

内山 春のトーナメントで負けて、倍返ししようと話していたリーグ戦でも結局ロースコアでいい試合ができなかったので、このチームで筑波大と試合するのも最後だと思うのでしっかり勝ちたいです。

中村 組み合わせが出た時にトレーナーの子が、「今年は筑波に勝たなきゃいけない運命なんだね」と言っていて、筑波大に負けた苦い思い出で始まった今シーズンを、筑波大に勝って日本一になって締めくくることができるといい意味で捉えて頑張りたいです。

岩田 筑波大は試合のペースを作るのが上手くて自分たちは少し苦手意識があるのですが、相手のペースに乗らずに自分たちの早いペースに持っていって勝ち切りたいです。

――インカレは4年生と戦う最後の試合になります

内山 素晴らしい4年生と一緒に試合できるのが最後だと思うと、いい意味で4年生に頼りたいと思います。自分が思い切ってプレーすれば4年生は必ずフォローしてくれると思うので、4年生についていきたいと思います。あとは、来年のことを考えて、4年生から学べるものは学びたいと思っています。

中村 このチームが始まってから監督が定期的に練習に来てくださるようになったのはトーナメントの間近ぐらいだったので、春休みは選手主体で練習をすることが多かったです。その中で、この4年生じゃなかったらチームが壊れていたかもしれないと思えるぐらい4年生がとても頼もしく引っ張ってくれたので、4年生が作り上げてくれたこのチームで日本一になりたいです。個人的にも4年生にはとてもお世話になったので、最後に日本一の4年生になってもらえるように自分のできることを精一杯頑張りたいと思います。

岩田 4年生とこれまで3年間ぐらい一緒に過ごしてきて、バスケのこと以外でもとてもお世話になったり、同じポジションの高田さんにはなんとか食らいつくぞという気持ちでずっとやってきたので、結果で恩返ししたいです。4年生自身もそれぞれ大変だった時期もあったと思うので、報われてほしいなと思っています。なので、私たち後輩が4年生のために、というモチベーションでインカレに臨みたいなと思います。

――インカレで優勝するために果たさなければいけない役割は何だと思っていますか

内山 私はスタートとして出させてもらっているので、試合の流れを左右する出だしの場面で、リーグ戦で物足りなかった得点の部分で貢献したいです。あとは、声を出したり走ったりという小さな部分で頑張ることで周りを生かすことができると思うので、地道な部分を頑張って5人を繋いでいきたいです。

中村 私は控えの1番手としてしっかりと役割を全うしたいと思います。チームの流れが良い時にはそれに乗っていけばいいですが、流れが悪い時にはベンチから出る選手が重要になってくると思うので、コートに入る時にやるべきことをしっかりと考えてそれを徹底できるように頑張りたいです。

岩田 私はプレーでは貢献できないので、チームのアジャストの部分で試合に出る選手たちに少しでも自信をつけてもらえるように貢献したいです。あとは応援席からでも声でチームを盛り上げることができればいいなと思います。

――最後にインカレに向けての意気込みを聞かせてください

内山 インカレの目標は日本一になることです。そのために自分はしっかり攻めていって、みんなで笑顔で楽しみながら優勝したいと思います。

中村 この2年間コートに立てない時間が長くて悔しい思いをたくさんしてきた中で、辛い時期に支えてくださった医療関係者の方々、家族、チームメイト、友達などに恩返しができるように優勝目指して頑張りたいと思います。

岩田 1年間の集大成でもある大会ですし、日本一になる一度きりのチャンスでもあるので、チームとして最高の形で締めくくることができるように自分にできることを精一杯頑張りたいと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 阿部かれん、吉田寛人)


インカレに向けた思いをそれぞれ書いていただきました!

◆岩田千夏子(いわた・ちかこ)(※写真左)

1997(平9)年7月21日生まれ。159センチ。岡山・明誠学院高出身。社会科学部3年。みんなから愛されるキャラクターですがご自身の愛は嵐の櫻井君に注いでいる岩田選手。インカレは惜しくもケガでコートには立てませんがアジャストや応援などの大きな役割を担います!

◆中村美羽(なかむら・みう)(※写真中央)

1997(平9)年7月13日生まれ。179センチ。千葉・昭和学院高出身。社会科学部3年。普段はいじられキャラでありながらも切り替えが上手いという中村選手。インカレでコートに立てなかった約2年の思いをコートにぶつけます!

◆内山未悠(うちやま・みゆ)(※写真右)

1997(平9)年12月19日生まれ。172センチ。愛知・桜花学園高出身。社会科学部3年。他の2人が「できないことはない」、「才色兼備」と大絶賛し、バスケでもスタメンとまさに完璧な内山選手。インカレでもそのセンスに期待がかかります!