大坂なおみ(日本/日清食品)のコーチを務めるサーシャ・バジンが、WTA(女子テニス協会)の「コーチ・オブ・ザ・イヤー(最優秀コーチ賞)」にノミネートされた。WTAがほかの候補者らの面々とともに、公式サイト上で明らかにした。大坂は今年「全米オ…

大坂なおみ(日本/日清食品)のコーチを務めるサーシャ・バジンが、WTA(女子テニス協会)の「コーチ・オブ・ザ・イヤー(最優秀コーチ賞)」にノミネートされた。WTAがほかの候補者らの面々とともに、公式サイト上で明らかにした。

大坂は今年「全米オープン」で優勝し、日本人としては初となるグランドスラムのタイトルホルダーとなった。バジンはその大坂のコーチに2017年の暮れから就いており、大坂の今年の活躍を支えてきた。

WTAはバジンコーチ就任後の大坂について、ランキングを68位から一気に引き上げてキャリアハイを4位に一気に更新したほか、日本人女子としては初めてグランドスラムに次ぐレベルの大会であるプレミア・マンダトリーで優勝したなどと紹介。

ほかにもWTAは「コーチ・オブ・ザ・イヤー」には、世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)のコーチを2017年以来務めたダレン・ケーヒルらをノミネートしている。ケーヒルは2019年についてはハレプのコーチを務めないとしているものの、世界1位奪取に立ち会ったほか、今年の「全仏オープン」での優勝など、彼女をバックアップしてきた。

さらに、スローン・スティーブンス(アメリカ)のコーチであるカマウ・マレーや、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)のコーチを務めたウィム・フィセッテらもノミネートされており、それぞれ目を引く成績を残した選手を支えてきただけに、受賞争いも激しくなりそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」でのバジンコーチと大坂なおみ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)