男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)の大会7日目、準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)がケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。6-2、6-2でジョコビッチが勝…

男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)の大会7日目、準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)がケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。6-2、6-2でジョコビッチが勝利し、自身7度目となる最終戦決勝進出を果たした。試合時間は1時間15分。

両者は過去に8回対戦しており、ジョコビッチが7勝1敗と大きく勝ち越していた。初対戦となった2008年にアンダーソンに敗れてからジョコビッチが7連勝しており、今回の勝利で連勝を8に伸ばした。

ジョコビッチは世界ランキング1位の強さを見せ、終始優位に試合を進めた。第1セットでは第1ゲームでブレークに成功すると、さらに第7ゲームでもブレーク。アンダーソンにブレークポイントを握らせることなく第1セットを6-2で先取した。

第2セットでもジョコビッチの勢いは止まらない。第1ゲーム、第5ゲームでブレークに成功したジョコビッチがそのまま第2セットも6-2で連取し、勝利を決めた。

試合後のインタビューでジョコビッチは「今日の試合はベストマッチだったと思う。ケビンはファーストサーブの確率が良いだろうから、セカンドサーブでどれだけポイントを取れるかがカギだった。上手くいったと思う」と試合を振り返った。

実際、ジョコビッチはアンダーソンのセカンドサーブで74%のポイントを獲得。これがプレッシャーとなり4度のブレークに結びついた。

また、決勝で対戦するアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)について聞かれると「ラウンドロビンでは良い結果が出ているけれど、明日はどうなるか分からない。彼もサーブが良いし、今日みたいな作戦でいこうと思う。とにかく今年最後の試合になるので頑張りたい」と語った。

決勝で対戦するズベレフはロジャー・フェデラー(スイス)を破っての勝ち上がり。

また、ジョコビッチはこの最終戦で5度の優勝を果たしており、明日の決勝で勝利するとフェデラーの持つ6勝という最多記録タイとなる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」準決勝でのジョコビッチ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)