11月16日、男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)大会6日目。男子シングルス「グーガ・クエルテン」第3戦、男子ダブルス「ノウルズ/ネスター」第3戦が行われた。シングル…

11月16日、男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)大会6日目。男子シングルス「グーガ・クエルテン」第3戦、男子ダブルス「ノウルズ/ネスター」第3戦が行われた。

シングルスでは、世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界7位のマリン・チリッチ(クロアチア)に7-6(7)、6-2で勝利。ジョコビッチはグループステージの3試合、すべてストレートで勝利し1位通過で決勝トーナメントへ進出する。

この試合ジョコビッチは、ファーストサービスでのポイント獲得率90%、セカンドサービスでもポイント獲得率91%と、サービスゲームを盤石にキープ。チリッチにブレークポイントを1度も握られることなく勝利した。

ATP公式サイトによると、ジョコビッチは試合後「マリンは素晴らしいリターナーだ。僕はスピードよりもむしろ精度を高めて、正確にサービスを打つよう試みてきた」とサービスについて話し、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)との準決勝について「彼は良いプレー、良いサービスをしていて、とてもアグレッシブだ。だから何が起こるか分かっている」と話した。

一方、世界5位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は世界10位のジョン・イズナー(アメリカ)に7-6(5)、6-3とストレートで勝利。21歳のズベレフは2度目のツアー最終戦で、初の決勝トーナメント進出を果たした。

ズベレフは試合後「もちろん準決勝進出は素晴らしいが、まだ大会は終わっていない。準決勝に進んだということは、対戦相手として残っているのは優秀な選手ばかり。世界一を狙うしかない」「明日はロジャー・フェデラー(スイス)と対戦ですごく難しいけれど、いい試合になったらと思う。僕がどこまで行けるか」と次戦への意気込みを話した。

■「グーガ・クエルテン」第3戦までの戦績

[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 3勝0敗

[3]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 2勝1敗

[5]マリン・チリッチ(クロアチア) 1勝2敗

[8]ジョン・イズナー(アメリカ) 0勝3敗

ダブルスでは、今シーズン「ウィンブルドン」「全米オープン」でダブルス優勝を果たしたマイク・ブライアン(アメリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)が決勝トーナメント進出。もう一組は、ピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)で、初の決勝トーナメント進出を決めた。

同大会には、1年の終わりに年間獲得ポイントの高い上位8人(ダブルスは8組)が出場。4人(4組)ずつ2つのグループに分かれ総当たりで戦い、上位2人(2組)ずつが決勝トーナメントに進むというルールだ。◇   ◇   ◇

【11月16日 試合結果】

◆男子シングルス グループステージ「グーガ・クエルテン」 第3戦

〇[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)7-6(7)、6-2 ●[5]マリン・チリッチ(クロアチア)

〇[3]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)7-6(5)、6-3 ●[8]ジョン・イズナー(アメリカ)

◆男子ダブルス グループステージ「ノウルズ/ネスター」 第3戦

〇[3]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)7-6(4)、6-4 ●[1]オリバー・マラック(オーストリア)/マテ・パビッチ(クロアチア)

〇[8]ピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)6-2、6-2 ●[5]マイク・ブライアン(アメリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのジョコビッチ

(Photo by Rob Newell - CameraSport via Getty Images)