男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)の大会1日目、グループ「レイトン・ヒューイット」の第1戦が行われ、世界6位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)と世界8位のドミニク…

男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)の大会1日目、グループ「レイトン・ヒューイット」の第1戦が行われ、世界6位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)と世界8位のドミニク・ティーム(オーストリア)が対戦。アンダーソンが6-3、7-6(10)のストレートで勝利した。

アンダーソンは今年が最終戦初出場、ティームは3年連続3回目の出場となる。グループ「レイトン・ヒューイット」ではこの2人とロジャー・フェデラー(スイス)、錦織圭(日本/日清食品)の4人での総当たり戦が行われ、上位2名が決勝トーナメントへ進出する。

「ウィンブルドン」準優勝者と「全仏オープン」準優勝者の戦いとなったこの試合。序盤、アンダーソンは初の最終戦で緊張があるのか、プレーに硬さも見られた。それでも203cmの長身から叩き込まれるサーブは盤石で、サービスゲームでティームに付け入る隙を与えず第1セットを先取する。

第2セットに入るとセカンドサーブはティームに対応され始めるものの、ブレークポイントは握らせない。第1セットからプレーを修正したティームからチャンスを作ることはできずタイブレークにもつれ込んだが、これを制し、初の最終戦の初戦をストレート勝利で飾った。

またこの日11月11日はアンダーソンの妻であるケルシーさんの誕生日でもあり、勝利後のオンコートインタビューでは観客をまきこんでHappy Birthdayの歌を歌う一面も。この勝利は妻への最高のプレゼントにもなった。(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのアンダーソン

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)