現在世界ランキング4位で右膝蓋骨の故障を抱えているフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が、「もう一度楽しむためにできることは何でもする」と最近の心境をInstagramへの投稿で明らかにし、復帰へ向けた積極的な姿勢を示した。デル…

現在世界ランキング4位で右膝蓋骨の故障を抱えているフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が、「もう一度楽しむためにできることは何でもする」と最近の心境をInstagramへの投稿で明らかにし、復帰へ向けた積極的な姿勢を示した。

デル ポトロは、「ATP1000 上海」で3回戦のボルナ・チョリッチ(クロアチア)との試合中に転倒。その際に膝を激しく打ち付けて、今回の怪我によるツアー離脱に至っている。

デル ポトロは今年、年初の「ASBクラシック」での決勝進出を皮切りに、「ATP500 アカプルコ」では優勝。さらには「ATP1000 インディアンウェルズ」でも、当時世界1位のロジャー・フェデラー(スイス)に勝利してマスターズ1000のタイトルを獲得し、「全米オープン」でも準優勝になるなど、活躍が目立ったシーズンだった。

そのデル ポトロは今回の怪我について「もちろん、今回のことで目標を変えなくてはならない。世界が崩壊したような気分だった。過去にも手首の怪我と付き合ってきましたが、またこのようなことが起きるとは想像していなかった」と投稿している。

同選手はさらに今回「怪我に打ちのめされた。受け止めるのが大変だった。今でも怪我のせいで自分が『Nitto ATPファイナルズ』に参加できていないこと、ツアーに参加できていないこと、キャリアにおける最高のシーズンを終えられないことが辛い。今回は運が悪かった」と現在の心境を語った。

また同選手自身によれば、気持ちは楽になっており、自信を感じているほか、プレーを続けたい情熱もあるという。

デル ポトロはほかにも「簡単でなくてもプレーし続けるつもりだ。悪い考えとの戦いだが、プレーをもう一度楽しむために、悪い時期を過去のものにするために、できることは間違いなく何でもする」と復帰に向けた意気込みを明示している。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 上海」でのデル ポトロ

(Photo by Fred Lee/Getty Images)