10月31日、「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)大会3日目。男子シングルス2回戦、男子ダブルス1・2回戦が行われた。男子シングルス2回戦、第10シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界46位…

10月31日、「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)大会3日目。男子シングルス2回戦、男子ダブルス1・2回戦が行われた。

男子シングルス2回戦、第10シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界46位のアドリアン・マナリノ(フランス)に7-5、6-4で勝利し、3回戦進出を決めた。第1セット、5-5で迎えた第11ゲームで錦織はブレークポイントを握ると、ウィナーを決めブレークに成功。セットを先取し、続く第2ゲームでも先にブレーク。リードを保ってセットを連取した。

今大会でベスト4に進出した場合、ツアー最終戦となる「Nitto ATPファイナルズ」へ自力での出場権獲得の可能性が出てくる錦織。3回戦では第7シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦予定だ。

錦織は「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をかけたレース・トゥ・ロンドンで現在9位。10位はジョン・イズナー(アメリカ)、8位はドミニク・ティーム(オーストリア)。同日、イズナーは世界54位のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)に6-3、6(2)-7、7-6(1)で勝利。ティームは世界31位のジル・シモン(フランス)に6-4、6-2で勝利し、それぞれ3回戦進出を決めた。

第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)は同日初戦が予定されていたが、腹部の怪我により急遽欠場を発表した。ナダルはツアー最終戦となる「Nitto ATPファイナルズ」について「もちろん、ロンドンでプレーしたい」と言いつつも「わからない。本当にすまないが今は答えることができないんだ」と出場するか明言を避けている。

第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)は世界21位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する予定だったが、ラオニッチが棄権。フェデラーは不戦勝で3回戦進出となった。

男子ダブルス1回戦では、マクラクラン勉(日本)/ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)がドミニク・イングロット(イギリス)/フランコ・シュクゴール(クロアチア)に3-6、4-6で敗れた。「楽天ジャパンオープン」では優勝を果たしたマクラクラン勉/ストルフ。しかし今大会は、前週の「ATP500 バーゼル」優勝ペアに敗れ、残念ながら初戦敗退に。◇   ◇   ◇

【10月31日 主な試合結果】

◆男子シングルス

2回戦

〇[10]錦織圭(日本/日清食品)7-5、6-4 ●アドリアン・マナリノ(フランス)

〇[6]ドミニク・ティーム(オーストリア)6-4、6-2 ●ジル・シモン(フランス)

〇[8]ジョン・イズナー(アメリカ)6-3、6(2)-7、7-6(1) ●ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)

〇[3]ロジャー・フェデラー(スイス)W/O ●ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)

〇[4]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6-4、6-4 ●フランシス・ティアフォー(アメリカ)

〇[7]ケビン・アンダーソン(南アフリカ)6-3、6(3)-7、7-6(3) ●ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)

〇[9]グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)7-6(10)、6-4 ●ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)

◆男子ダブルス

1回戦

〇ドミニク・イングロット(イギリス)/フランコ・シュクゴール(クロアチア)6-3、6-4 ●マクラクラン勉(日本)/ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」での錦織

(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)