誇らしげに優勝旗を持つ法大・中山 東京六大学野球の秋季リーグ戦の最終週、早慶戦の3回戦が29日に行われ、早大が5対4で慶大に勝利。その結果、勝ち点4で3校が並び、勝率で上回る法大の12季ぶり45度目の優勝が決まった。最終順位は、1位・法大(…

誇らしげに優勝旗を持つ法大・中山

 

東京六大学野球の秋季リーグ戦の最終週、早慶戦の3回戦が29日に行われ、早大が5対4で慶大に勝利。その結果、勝ち点4で3校が並び、勝率で上回る法大の12季ぶり45度目の優勝が決まった。
最終順位は、1位・法大(勝ち点4:9勝3敗1分)、2位・早大(勝ち点4:9勝4敗1分)、3位・慶大(勝ち点4:9勝5敗)。明大の渡辺佳明(4年、横浜)が打率.420で首位打者、早大の小島和哉(4年・浦和学院)が防御率1.73で最優秀防御率賞を獲得した。

 

法大の12季ぶり45度目の優勝で幕を閉じた

 

◎法政大・青木久典監督
「45回目の優勝ということで、ほっとしています。法政大学の野球部の監督として非常に重責といいますか、プレッシャーの中、戦ってきた。法政大学のOB、OG、ファンの方々、選手がついてきたここで優勝したことに満足せずに、明治神宮大会に臨みたい。まずはほっとしています。スローガンである結束というものを作ってくれた、引っ張ってくれた4年生を褒めてあげたいです。選手には最後の最後まで諦めるなと言っていた。これまで神がかったゲームが多かったですし、(早大が)逆転した時は正直、涙が出ました。うれしかったです」

◎法政大・向山基生(4年・法政二)
「監督には非常に厳しい練習を愛情とともに伝えていただきました。その監督に少しでも恩返ししたいという気持ちがあった。東京六大学の代表として明治神宮大会でも粘り強い戦いをしたい。この4年間、勝つことの厳しさや接戦を取ることの難しさを知った。監督やチームのみんなと切磋琢磨してきて取れた優勝だと思います」

◎法政大・中山翔太(4年・履正社)
「1年生の頃からまったく勝てなくて、どうしたら勝てるんだろうと思ってやってきた。勝てない中でも監督はあきらめずに練習に付き合ってくれた。恩返しできて良かった。1年の最初の時は簡単に優勝できるだろうと思っていましたけど違いました」

◎法政大・三浦銀二(1年・福岡大大濠)
「1年生から投げさせてもらって、優勝という良い思いをさせてもらった。4年生にとっては最後のシーズンになる。リーグ戦最初のマウンドからそういう気持ちで投げてきました。後ろには菅野さんや石川さんといった頼りになる先輩がいますし、打線も安心できる。思い切って投げるだけでした。明治神宮大会でも自分のピッチングをしたいと思っています」