背中を捉え切ることはできなかった。11位の神大との対戦となり、自動降格回避がかかっていた今試合。立ち上がりから得点を重ねるものの、流れに乗りきれず4点差で敗戦。順位は変わらず9位だが、自動降格となる11位との勝ち星の差はわずかに1つ。2部…

 背中を捉え切ることはできなかった。11位の神大との対戦となり、自動降格回避がかかっていた今試合。立ち上がりから得点を重ねるものの、流れに乗りきれず4点差で敗戦。順位は変わらず9位だが、自動降格となる11位との勝ち星の差はわずかに1つ。2部降格へ油断のできない状況がつづく。

▼8・25~11・11 第94回関東大学1部リーグ戦(駒沢屋内球技場他)

◆10・27 対神大2回戦(東海大湘南体育館)

明大69{18-19、15-15、19-19、17-20}73神大○

  スターターは、PG渡辺翔太(政経2=宇都宮工)SG綱井勇介(文4=大阪学院)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF森山修斗(政経4=瀬田工)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。 

大一番を制することができなかった。勝てば自動降格が遠ざかる重要な1戦。立ち上がりから須藤、渡辺の個人技で得点を重ねたが、ディフェンスリバウンドを取り切ることができず1点のビハインドを背負い第1クオーター(Q)を終えた。その後も「自分たちのやるべきことを継続できなかった」(須藤)とオフェンスのリズムをつかむことができず1点差のまま最終Qへ。一時7点差までリードを広げられ苦しい時間帯が続く中、須藤のバスケットカウント、植松義也(営2=桐光学園)のゴール下のシュートで追い付く。同点に並んだ20秒後、この日18得点を獲得した工藤卓哉(神大)にジャンプシュートを沈められ明大はたまらずタイムアウト。そのタイムアウト明け、逆転を狙う須藤のシュートは無情にもリングに嫌われ勝負あり。リーグ戦19試合を終え、6勝13敗となった。

次戦は首位・東海大とホームでの対戦となる。1戦目では7点差で敗れたが「アウェーの状況を跳ね返すくらいの気持ち」(植松)と気合いは十分。向かい風を追い風に変え7つ目の勝ち星をつかみたい。


[長沼遼太] 



試合後のコメント

須藤

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「前半で工藤と小酒部がファウルトラブルになった時に、弱くなったインサイドを攻め切れなかったのが悪かったなと思います。1周目では守ってリバウンド取ってブレークっていうのが多くて良い流れで勝てたんですけど、今日はブレークが出せなかったというところも反省です」

――今日の試合は重要だったと思います。 

 「今日勝てたら自動降格回避に向けて大きかったので悔しいです。やるべきことはリバウンドとブレークだったんですけど、相手のスリーが入った時に足が止まったところで相手を乗せてしまったと思います。元々スリーのチームじゃないからそのうち落ちてくると思うし、それに対して自分たちのやるべきことを継続できなかったです」

植松

――東海大戦への意気込みをお願いします。

「相手のホームでしかも10周年で盛大にやると思います。でもそれを跳ね返すくらいの気持ちでいいバスケをして勝ちにいきたいです」

――東海への意識はいかがですか。

「去年は2勝していて、今年は1回負けてますけど苦手意識はないです。インサイドしっかり守ってリバウンド取ってしっかり勝ちにいきたいです」