「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(シンガポール/10月21~28日/室内ハードコート)の予選リーグ第3戦目を途中棄権し、「レッドグループ」を敗退した大坂なおみ(日本/日清食品)が、Twitterで現在の心境をファンに伝え…

「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(シンガポール/10月21~28日/室内ハードコート)の予選リーグ第3戦目を途中棄権し、「レッドグループ」を敗退した大坂なおみ(日本/日清食品)が、Twitterで現在の心境をファンに伝えた。

Twitterには「ありがとう、シンガポール。こんな形では終わりたくはありませんでしたが、ここに来られたことを本当に誇りに思っています。また会いましょう」という内容が英語とハートマークの絵文字で綴られている。

シーズン最終戦となる同大会は、1年の終わりに年間獲得ポイントの高い上位8人が出場し、4人ずつ「レッドグループ」「ホワイトグループ」の2つに分かれて総当たりで戦うグループステージ(予選リーグ)を行い、上位2人ずつが決勝トーナメントに進むというもの。

もちろん、大坂にとっては初めての大会で「圧倒されたくないと思っています」と語っていた。しかし、第1戦で世界ランキング6位のスローン・スティーブンス(アメリカ)に5-7、6-4、1-6のフルセットで敗れると、第2戦で対戦した世界ランキング2位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)にも4-6、7-5、4-6で敗れ、迎えた第3戦では世界ランキング9位のキキ・バーテンズ(オランダ)に第1セットを3-6で奪われた後に足の痛みを訴えて棄権。残念ながらシーズン最終戦で白星を挙げることができなかった。

今年の3月、自身初となるタイトルを「BNPパリバ・オープン」で獲得した大坂は、その後も順調に成長を続け、見事「全米オープン」を制覇。プレーはもちろん、そのチャーミングな姿、ユーモラスなインタビューの受け答え、そして大坂の力を大きく成長させたサーシャ・バジンコーチとの絆が日本国内外で大きく話題となり、ファンを増やした。事実、この「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」でも会場から大きな声援を受けていた大坂。しっかりと休養を取り、2019年シーズンでも華々しい活躍を見せてくれることを期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」第3戦で会場を後にする大坂(右)とバジンコーチ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)