「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)の大会8日目、男子シングルス決勝で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第13シードの世界19位ボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦。ジョコビッチが6-3、6-…

「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)の大会8日目、男子シングルス決勝で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第13シードの世界19位ボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦。ジョコビッチが6-3、6-4のストレートで勝利し、同大会3年ぶり4度目の優勝を果たした。試合時間は1時間36分。

ジョコビッチは、これで「ATP1000 シンシナティ」「全米オープン」に続き3大会連続のタイトル獲得。また、自身32個目のATPマスターズ1000タイトルとなった。

ジョコビッチとチョリッチは今回3度目の対戦で、過去の対戦成績はジョコビッチが2勝0敗となっていた。またチョリッチは、準決勝で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)をストレートで破って決勝進出を決めていた。

試合は第1セット、第6ゲームでジョコビッチがこの試合最初のブレークポイントを握る。このチャンスをものにしたジョコビッチが先にブレークに成功しゲームカウント4-2に。その後、ジョコビッチは盤石のプレーでキープを重ねてセットを先取した。

続く第2セット、ジョコビッチは第1ゲームでいきなりブレークに成功。第3ゲームでもブレークポイントを握るジョコビッチだったが、デュースの攻防の末ここは凌がれる。その後、5-3で迎えた相手のサービスゲーム。チャンピオンシップポイントを握ったジョコビッチだが、ボレーのミスなどもありブレークならず。そして第10ゲーム、最後はチョリッチのリターンがアウトとなり勝利を決めた。

ジョコビッチは決勝でも圧倒的なディフェンス力、そして精密機械の様な正確なプレーを見せた。今大会、1度もサービスゲームを落とすことなく初戦から全てストレートで勝利しての優勝となった。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 上海」で優勝したジョコビッチ

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)