「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)が第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-3、6-3のストレートで破ってベスト4…

「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)が第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-3、6-3のストレートで破ってベスト4進出を果たした。その錦織が試合後のオンコートインタビューに答えた。

今日の試合を振り返って錦織は「最初から最後まで振り切った良いテニスができたかと思います。正直、彼のミスもありましたが、最後まで強気のプレーで行けたかなと思います」と語った。

また、リターンゲームが好調だったことについては「リターンゲームがすごく良かったので、サービスゲームをリラックスして余裕を持ってプレーできた部分がありました」と述べた。

さらに「最初からかなり感覚が良かったですね。際どいところを狙える自信も今日はありましたし、ボールをとらえる感覚がとても良かったです。ディフェンスや、苦しい場面もしっかり自分のストロークでしのいで最後は攻めて終わるみたいなポイントがすごく多かったので、良いテニスが今日はできていましたね」と、満足そうに語った。

金曜日のナイトゲームということもあり、入場チケットは完売でファンも多数駆けつけていたが「ほぼ満員のお客さんの中でプレーできることはプレーヤーとして幸せですし、最後の日まで残っていられるように明日も頑張ります」と感謝を述べた。

「最後の日」と語った錦織。そろそろ優勝したいですねと聞かれると「そうですね。でも次も強敵なので、一試合ずつ戦って。今、良い調子で来ていると思うので、自信を持って最後までやりたいと思います」と締めくくり、次戦への思いを述べた。

勝利した錦織は、現在行われている第2シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と第8シードのリシャール・ガスケ(フランス)の試合の勝者と準決勝で対戦する。錦織は世界9位のアンダーソンとは5勝2敗、世界25位のガスケとは2勝7敗という戦績。

同大会4年ぶり3度目の優勝を目指す錦織が次戦も制することができるのか、注目が集まる。(テニスデイリー編集部)※写真は「楽天ジャパンオープン」準々決勝での錦織