投打の噛み合った早大が5対0で勝利し、勝ち点を2とした。 早大・福岡の2ランは大きな追加点となった  3回、チーム初安打を金子銀佑内野手(2年・早稲田実)が放つと、相手守備がもたつく間に二塁へ進塁。続く鈴木萌斗外野手(1年・作新学院)のタイ…

投打の噛み合った早大が5対0で勝利し、勝ち点を2とした。

 

早大・福岡の2ランは大きな追加点となった

 

 3回、チーム初安打を金子銀佑内野手(2年・早稲田実)が放つと、相手守備がもたつく間に二塁へ進塁。続く鈴木萌斗外野手(1年・作新学院)のタイムリーで先制し、犠打で1死二塁とチャンスを広げると西岡寿祥内野手(4年・早稲田実)のタイムリー二塁打で追加点を奪う。さらに続く福岡高輝内野手(3年・川越東)がライトスタンドへ飛び込む2ランを放ち、4-0。この後2死球でチャンスを作ると池田賢将外野手(4年・高岡南)にもタイムリーが飛び出し、この回打者一巡の攻撃で5点を挙げた。

 

初完封勝利を挙げた早大・西垣

 

 投げては西垣雅矢投手(1年・報徳学園)が開幕カード以来の登板。前週の立大戦は登板がなかったが「もらった出番を掴もう」と熱い思いを胸にマウンドへ上がった。
初回からテンポよく投球を続け、途中はフルカウントが続いたが、粘り強い投球で三塁を踏ませず。散発2安打の快投で初完投を無四球完封で飾った。
試合後、高橋広監督は西垣について、「芯に当たった打球が1本くらいで、あとはほとんどなかった。安心して見ていられます」と称え、打撃陣については「省エネでしたね」と笑顔だった。

◎早稲田大・福岡高輝内野手(3年・川越東)
「(3回のホームランは)いい流れで回ってきたので、次につなげる意識で打ちました。立大戦は打席で考え過ぎてしまいましたが、自分の狙い球を打つ意識でした」

★早稲田大vs東京大2回戦
東大 000000000=0
早大 00500000X=5
【東】●有坂、渓、宮本-三鍋
【早】○西垣-岸本
本塁打:早稲田大・福岡(3回2ラン)
※早大2勝

文・写真=山田沙希子