『コースの心』『優れたコースは優れた芸術と同じである』金田武明 【よいコースは他の芸術と同じように心の中で育つものだ】ホールの攻め方はプレーヤーの自主的な選択にまかせ、自主性から生まれる楽しみを奪うようなことはしない。プレーヤーは自分の能力…

『コースの心』『優れたコースは優れた芸術と同じである』

金田武明
 
【よいコースは他の芸術と同じように心の中で育つものだ】
ホールの攻め方はプレーヤーの自主的な選択にまかせ、自主性から生まれる楽しみを奪うようなことはしない。
プレーヤーは自分の能力とその日の感覚、風などの自然条件を考え合わせ、コースの心を読んで作戦を立てる。
プレーヤーの力が増し、読みが深くなればなるほど設計の新しい面に気付く、というのが望ましい姿である。
 
【カレドニアンはリンクスの模倣ではない】
 カレドニアンのレイアウトと共に印象的なのは、シェーパーの冴えである。現在、日本で流行しはじめた『観賞用マウンド』ではなく、神経を使って配置し、造型している。バンカー周辺のマウンドも驚くほど繊細な配慮がなされている。こうしたことになると、造成中の仕事ぶりが想像される。働く人は、洋の東西を問わず、意気で仕事をする。モラールが高まらないとよい仕事はできない。遠い異国で仕事をする人間が、ホームシックにかかったら同じ形のマウンドを造り始める。注意しても、当人は気付かぬといったことが起る。早川さんの熱意は、こうした点で発揮されたと推測できる。設計家も思う存分、自分の知恵を出しきり、形をととのえる人たちも、ゆったり呼吸しながら仕事をしたに違いないと私は感じた。
 
< TAM ARTE QUAM MARTE 金田武明「コースの心」「優れたコースは優れた芸術と同じである」より抜粋 >
 
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