浅田真央(左)/石川佳純(右)


 都内ホテルで9月19日に開かれた寝具メーカー「
エアウィーヴ」の新商品発表会に同社アンバサダーで卓球選手の石川佳純(全農)とフィギュアスケーターの浅田真央が登場し、初対面の二人が互いの印象や存在について語った。



 まず実際に会った石川の印象について、「思ったよりも小柄だなと思って驚きました」と言う浅田は、石川のプレーする姿を小さい頃からテレビで見ていたといい、「メガネをかけて卓球をしているイメージ。でも五輪ではすごい強い表情をしている」と成長した石川の雄姿に言及。一方の石川は浅田を「ずっとテレビで見てきた憧れの存在。特に五輪ではたくさん感動をもらいました」と告白し、特に印象に残っている演技にソチ2014冬季五輪のFS(フリースケーティング)を挙げた。

浅田真央


「自分は海外にいたんですけど、どうしても見たくて夜中に起きて、部屋で一人で感動して泣きました。それだけじゃなく、それまでの道のりだったり、その後の姿だったり、本当にすごいなと心から尊敬できる存在。私も頑張らなきゃと思いました」

 この石川のエピソードを聞いて「恥ずかしいですけど、そう思っていただけて嬉しい」と浅田。さらに「アスリートの生活って、すごくストイック。今日(佳純ちゃんは)ヒールを履いているので、『大丈夫かな、足? ひねったらどうしよう』って思っちゃうくらい。とにかく怪我をしないようにして、自分の思う夢、目標を叶えてもらいたい」とエールを贈った。

石川佳純


 これに対し石川は「エールをいただいて本当に嬉しい」と感激した様子。「後悔のないよう一日一日を過ごして、最高の形で東京五輪を迎えたい。卓球は来年1月から五輪の代表レースが始まって、再来年(2020年1月)に決まるので、まずは出場することが大きな目標。それを目指して一大会一大会、全力で頑張りたい」と応えた。

 また先の全米オープンテニスを20歳にして初制覇し、目下、大注目のテニスプレーヤー大坂なおみについて報道陣から尋ねられると、「所属事務所が同じということもあって『なおみちゃん』って呼ばせていただいている。全米オープンで優勝なんて、すごいなって思いました。東京2020五輪に向けてすごく刺激をもらいました」と語った。

 石川は来週28~30日に開催される「女子ワールドカップ2018」(中国・成都)に平野美宇(日本生命)とともに出場。2015年仙台大会での準優勝が自己最高成績の同大会で念願の初優勝を目指す。



(文=高樹ミナ)