「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・東京/9月17日~23日/ハードコート)に、グランドスラムのタイトルを保持している強豪が揃いそうだ。今回大会側が、ワイルドカード(主催者推薦枠)でカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、ビクト…

「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・東京/9月17日~23日/ハードコート)に、グランドスラムのタイトルを保持している強豪が揃いそうだ。

今回大会側が、ワイルドカード(主催者推薦枠)でカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、クリスティーナ・プリスコバ(チェコ)が出場することを発表した。

同選手らのエントリーでグランドスラムでの優勝経験を持つ出場選手は6人となり、レベルの高い試合が日本で繰り広げられそうだ。

その中で最注目なのはもちろん大坂なおみ(日本/日清食品)で、8月末から開催された「全米オープン」で優勝した生まれたての女王だ。20歳の若さで、日本人初のグランドスラムでのシングルスで優勝という快挙を成し遂げた大坂が凱旋帰国とともに、コート上でどんなプレーを見せてくれるか注目だ。

また今回ワイルドカードで出場するウォズニアッキは、今年最初のグランドスラムだった「全豪オープン」で優勝しているほか、2016年、2017年の「東レ パン・パシフィック・オープン」の優勝者でもある。

さらに、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)は世界ランキングで3位につけているほか、今年の「ウィンブルドン」と2016年の「全豪オープン」と「全米オープン」で優勝という実績を持っている。

ほかにも、2017年「全米オープン」で優勝したスローン・スティーブンス(アメリカ)に、2016年の「全仏オープン」と2017年の「ウィンブルドン」で優勝したガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、そして今回発表された2012年と2013年の「全豪オープン」女王のアザレンカも大会に出場する。

本戦ドローはまだ発表されてはいないものの、大坂を含めていずれの選手も組み合わせ次第で対戦するかもしれず、新旧のグランドスラム女王がぶつかり合う展開もあり得そうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年の「東レ パン・パシフィック・オープン」で優勝したウォズニアッキ

(Photo by Matt Roberts/Getty Images)