8回、ピンチで代打阿部を空振り三振に打ち取り、雄たけびを上げるヤクルト・小川=東京ドーム【写真提供:共同通信社】 東京ヤクルトの小川泰弘が11日の読売巨人戦で8回6安打1失点の好投。自身の対読売巨人戦の連勝を7に伸ばし、チームを勝率5割復…

8回、ピンチで代打阿部を空振り三振に打ち取り、雄たけびを上げるヤクルト・小川=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 東京ヤクルトの小川泰弘が11日の読売巨人戦で8回6安打1失点の好投。自身の対読売巨人戦の連勝を7に伸ばし、チームを勝率5割復帰に導いた。

 敵地東京ドーム。直接対決で負ければ3位転落となった重要な一戦のマウンド。初回に1死から重信慎之介、マギーに連打を許して1死1、3塁のピンチを背負うが、好調の4番・岡本和真を外角低めへのカットボールで空振り三振。続く5番・亀井善行は146キロのストレートでレフトフライに仕留めて無失点。2回、3回も走者を背負いながら無失点に抑えた後、4回に田中俊太にプロ初本塁打を浴びて1点を失ったが、5回からは3イニング連続の三者凡退で、8回2死1、2塁の場面では「3点差あったので開き直って腕を振っていった」と代打・阿部慎之助に倒して渾身の145キロのストレートで空振り三振に奪った。

 「すごい緊張しましたけど何とか勝てて良かった。初回を切り抜けたことで波に乗ることができた。ストレートがまずまず走っていた。変化球を織り交ぜながらうまく投げることができた」と小川。これで今季7勝目を挙げた小川。読売巨人戦に限っては2016年4月30日から7連勝。勝負所で“Gキラー”ぶりを発揮した28歳右腕は、「これから1戦1戦がチームにとって大事な試合になる」と気合を入れ直していた。