オリックス―楽天21  5回、三者三振に仕留め、雄たけびを上げる楽天・則本=ほっともっと神戸【写真提供:共同通信社】 東北楽天の則本昂大が6日のオリックス戦に先発し、8回4安打無失点で今季7勝目を挙げた。 今季は好不調の波が激しく、突然崩…

オリックス―楽天21  5回、三者三振に仕留め、雄たけびを上げる楽天・則本=ほっともっと神戸【写真提供:共同通信社】


 東北楽天の則本昂大が6日のオリックス戦に先発し、8回4安打無失点で今季7勝目を挙げた。

 今季は好不調の波が激しく、突然崩れてしまうケースもあり6勝10敗と負けが先行している則本。そんな中でも、対オリックスのみで見れば、4戦3勝、負けなしと相性の良さを見せていた。この日は、ストレートを主体とする持ち味を活かした投球。2回に3本のヒットを浴び、1死満塁と大ピンチを招くも、大城滉二を153キロのストレートで併殺打に仕留めてみせた。続く3回も、先頭打者に内野安打を許すが、後続を3者連続三振。これで勢いに乗った則本は4回以降、オリックス打線を完全に封じ込め1本のヒットも許さず、8回まで14個の三振を奪い、4回表に島内宏明のタイムリーで奪った1点を守り抜いた。

 チームは、9回に3点を奪いリードを広げると、その裏を松井裕樹が3人で締めて則本に白星をプレゼント。今季のオリックス戦での不敗記録を更新した則本は「向こうの打線が、初球からどんどん来ていたので、(山下)斐紹とコミュニケーションを取りながらやった結果かなと思います」と、圧巻の投球を振り返った。

 この日、通算37度目2ケタ奪三振をマークし、田中将大が持つ球団記録に並んだ則本。この記録については多くを語らなかったが、次の試合でも圧巻の三振ショーを見せてもらいたい。