「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会10日目、男子シングルス準々決勝で第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦。6-3、6-4、6-4でジョコビッ…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会10日目、男子シングルス準々決勝で第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦。6-3、6-4、6-4でジョコビッチがストレートで勝利した。試合時間は2時間48分。

勝利したジョコビッチは、準決勝で錦織圭(日本/日清食品)と対戦する。錦織は、マリン・チリッチ(クロアチア)を破っての勝ち上がり。ジョコビッチと錦織の対戦は今年4度目となり、通算ではジョコビッチの14勝2敗。

第3セットもミルマンのサービスゲームからスタート。ジョコビッチは第3ゲームでブレークすると、第5ゲームでもブレークポイントを握った。ここはブレークできなかったが、1セットアップとして優位に立つ。

しかし、第6ゲームでミルマンに30-40とされると、ジョコビッチのショットがアウトとなり、ブレークバックを喫してしまうと、続く第7ゲームをラブゲームでキープされてしまった。

ジョコビッチは第9ゲームで0-40とまたもブレークのチャンスをつかんだ。2本はしのがれたが、3本目は長いラリーの我慢比べを制して再びリードを作った。

そしてゲームカウント5-4で迎えた第10ゲームがジョコビッチのサービング・フォー・ザ・マッチとなった。ジョコビッチは落ち着いてポイントを重ね、40-0とすると最後はネット際の攻防を制して6-4で第3セットを取り、ベスト4進出を決めた。

ミルマンは、この試合で20本のブレークポイントを握られたが、そのうち16本をしのぐという驚異の粘りを見せた。しかし、絶えず攻めの姿勢を崩さないジョコビッチが勝利をもぎ取った。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」準々決勝でのジョコビッチ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)