「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会10日目、女子シングルス準々決勝で第20シードの大坂なおみ(日本/日清食品)がレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)と対戦。6-1、6-1で大坂が勝利し、自身初とな…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会10日目、女子シングルス準々決勝で第20シードの大坂なおみ(日本/日清食品)がレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)と対戦。6-1、6-1で大坂が勝利し、自身初となるベスト4進出を果たした。試合時間は57分。「全米オープン」のベスト4は日本女子としては史上初の快挙。

勝利した大坂は、この後に行われるマディソン・キーズ(アメリカ)とカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)の勝者と、準決勝で対戦する。

第2セットはツレンコのサービスから。第1ゲームで40-0とされたところから大坂は一気に追い上げてデュースに持ち込んでブレークに成功した。

勢いに乗る大坂は、第2ゲームをラブゲームでキープし、第3ゲームもブレークして序盤で2ブレークアップと大きく差を開いた。

さらに第4ゲームもラブゲームでキープした大坂だが、第5ゲームをツレンコにキープされると、第6ゲームで0-40と3本のブレークポイントを握られた。今日初めてのピンチとなったが、この場面でも大坂は落ち着いたプレーで一気にポイントを連取してキープし、ゲームカウント5-1とした。

勝利まであと1ゲームとなった第7ゲームでも大坂の勢いは止まらなかった。最後もツレンコのサービスゲームを破って6-1で第2セットを連取し、勝利を決めた。

試合後のオンコートインタビューでは「今日は勝った後も落ち着いていました。前回(4回戦勝利後)私は泣いてしまって、周りにからかわれてしまった。だから今日はしっかりしています」と大坂は話した。

エラーの多かったツレンコに対し、落ち着いたプレーでミスの少なかった大坂は、ブレークを1度も許さずにストレートで勝利。自身初となるベスト4進出を果たし、続いて同じコートで試合を行う錦織圭(日本/日清食品)に勝利のバトンを渡した。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」準々決勝での大坂

(Photo by Elsa/Getty Images)