「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会10日目、女子シングルス準々決勝でレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)をわずか57分、6-1、6-1のストレートで破り、グランドスラム自身初のベスト4進出を決めた…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会10日目、女子シングルス準々決勝でレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)をわずか57分、6-1、6-1のストレートで破り、グランドスラム自身初のベスト4進出を決めた大坂なおみ(日本/日清食品)が試合後のインタビューに答えた。

グランドスラム、「全米オープン」、準々決勝。それを57分で勝ったことについてどう思うか聞かれた大坂は「これには大きな意味があります。みなさんの応援のおかげです。ありがとう」と答えた。

「前回の試合後『今までで一番嬉しかった』と答えたが、今回の方がより嬉しかったのでは?」と聞かれると「今日は、なんかすごく集中してた。それと、あんまり嬉しくない」と答えた大坂。その理由については「ちょっと集中しすぎて喜びの声が届かなかった」と述べた。

また、今日良かったことを聞かれると「ラケットを壊さなかったこと。それと、すべてのポイントでファイトできたことです」とコメントした。

勝利後も落ち着いている様子について聞かれると「前回、私は泣いてしまって、周りにからかわれてしまいました。だから今日はしっかりとしています」「冷静に見えますが、実は自分の心の中では結構パニックだったんです。身体も震えていました」と語った。

日本人女子がグランドスラムのベスト4に進出するは、1996年の「ウィンブルドン」での伊達公子さん以来の快挙だと言われると「日本からの期待はあまり考えないようにしています」とコメントした。

最後にコーチ陣に向かって「ありがとう。フゥ~!」と手を振った大坂。そしてカメラに向かって日本のファンへ「次の試合も頑張ります。ありがとうございます。おやすみ~。or おはようございまーす!」と笑顔で伝えた。

次戦の相手はこの後に行われるマディソン・キーズ(アメリカ)とカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)の勝者。試合はホテルに帰ってゆっくり見るとのことだ。自身初となる「全米オープン」ベスト4進出にとどまらず、さらなる勝利に期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は試合後のインタビューに答える大坂なおみ

(Photo by Elsa/Getty Images)