2018年夏、スポブル編集部スージーは「自由研究」を始めました。 自由研究のテーマは「オールスポーツ」。「スポーツ」と名前のつく、ヒト、コト、モノ、全てにスポットをあて、独自の視点で時には主観的に分析する「編集部スージーの自由研究室」を立…

2018年夏、スポブル編集部スージーは「自由研究」を始めました。

自由研究のテーマは「オールスポーツ」。「スポーツ」と名前のつく、ヒト、コト、モノ、全てにスポットをあて、独自の視点で時には主観的に分析する「編集部スージーの自由研究室」を立ち上げました。スポブルで24時間配信中の本格スポーツニュースの箸休めとして、よろしかったらポチッと遊びに来て頂ければ嬉しいです。

ということで、「編集部スージーの自由研究」第五回目のテーマは、この方の新たな取り組みです!

 

進化し続ける、伊達公子さん。

写真協力/スタジオアウパ

昨年2017年の現役引退から、過酷な手術を乗り越え、現在はリハビリと並行して、様々なチャレンジをトライしているパワフルな伊達公子さん。

スポーツメディアのみならず、多岐に渡りご活躍されている伊達さんですが、我が「スポーツブル」のインタビュー動画「CRAZY ATHLETE」にもご出演頂いております(嬉❤️)スポブルインタビューの中でも「育成」というキーワードや「テニス」への「愛」多くを語ってくださっていました。

そんな伊達さんが新たな取り組みにチャレンジしたという噂を聞き、スポブル編集部のスージーも都内の新スポットへ。その場所とは!

 

「スポル品川大井町」。

スポル品川大井町の様子

この新スポットで、伊達さんプロデュースのがイベントが多数開催されているようなのです。しかもご本人が登場することもあるのだとか。

 

もしも、自分が参加したイベントに伊達さんがいらっしゃったらサプライズに近いような、、、ちょっと緊張しちゃいますけど、利用者にとっては嬉しい場所ですね。

ちなみに「スポル品川大井町」とは、2018年8月11日オープン(JR京浜東北線・大井町駅から徒歩5分の)複合スポーツエンターテインメント施設。約2万4000平方メートルもの広大なスペースに、大人から子供まで楽しめる8種目のスポーツを含む13の施設が配置されているのだそう。

ふむふむ、東京都内でここまで本格的なスポーツエンターティメント施設は、確かに凄い。

この「スポル品川大井町」で(8月に行われたプログラムのうち)2つの伊達さんプログラムを筆者スージーも見学に伺わせて頂きました。

テニスコートには伊達さんのお写真もどーん!と目印になってます
スタジオは光が差し込み快適な空間

まずは、テニスクリニック「SPORTS VALUE PROGRAM(特別テニス教室)」。

この伊達さんが監修したテニスコートで行われる本格プログラム、スージーが見学に行った日は満員御礼の日でした。そして、プログラムが開催されるテニスコートがスゴいのです。

伊達さんがこだわったというテニスコートは、世界基準のハードコート4面。USオープンでも使用しているブルーになっており、夜も明るくボールがよく見え、一般的なテニスコーよりもプレーがしやすいのだそう。

日本では、ハードコートに慣れ親しむ場所がなかなかないらしく、「この場所が夢や憧れを持てるような場所にもなれば」と伊達さんのテニス愛から作られた特別なコートらしいです。

このピカピカのテニスコートで、いち早くプレーしたのは、伊達さんプロデュースのプロのコンディショニングも取り入れたテニスクリニック「SPORTS VALUE PROGRAM(特別テニス教室)」に参加した子供達でした。

子供達のプレーを見つめる伊達さん

「SPORTS VALUE PROGRAM」参加者の1人、小学4年生のゆうきくんに注目し、コート脇で見学中だったご両親にお話を伺わせて頂きました。

ゆうきくんは、プロのテニスプレイヤーを目指しているという本格テニスキッズ。ゆうきくんのご両親情報によると、かなりの練習を積んでいるそうで。

確かにラケットを自由に操るゆうきくんのショットは、パワフル。伊達さんからも「いいよ!」と何度も声を掛けられ、ゆうきくんも大好きなテニスを思いっきりプレーしていました。

小学四年生のゆうきくん(最後尾写真左)と参加キッズの様子
ハードコートでテニスをプレーするゆうきくん

夏休み中のゆうきくんも体験したテニスクリニック「SPORTS VALUE PROGRAM」はお盆期間中に第一弾が行われ、キッズから一般シニア向けに幅広いプログラムも実施されてたそうです。

筆者スージーが印象的だったのは「強くなるためのテニス」を伝えていたこと。

上手くなる、技術面を高める、というよりも「今よりもっと強くなる」というゴールを目指し、それぞれの個性を共有することがキーワードになっていました。

プログラムでは、ウォームアップに先立って伊達さんがご挨拶。

「今日はトッププロが本当はどんなことをしているのか知ってもらいたい」そう話した伊達さんご自身もクリニックに参加し、笑顔をみせてくれました。

R-body projectの川田誠コンディショニングコーチによるウォーミングアップでは「コンディショニングの大切さを知る機会にもしてもらえれば」と話す川田コーチらしく、「ウォーミングアップはここまでやるものだよと理解してもらいたい」「テニスは身体をひねる動きが多い。胸椎、股関節を回転させる」とした上で、それらの箇所を中心にほぐし、準備を整えていました。

さすが川田コーチの解説、とてもわかりやすいです。

写真協力/スタジオアウパ(スポーツブル撮影時の伊達公子氏) 

テニスクリニックの数日後、筆者スージーは「伊達公子セレクト・ココロと身体を整えるプログラム」というプログラムの見学に足を運びました。

プログラム担当スタッフの方から「スージーさんも実際に体験して見てくださいね!」とお声がけ頂き、びっくりしながらもウェア持参でスポルへGO!

 

むむ?

取材するだけでなく、自分自身が体験し感想をもとに記事化するのかしら?この体験プログラムには、雑誌記者の方なども多く訪れ、本格的な体験会が実施されることに。

体験会は「クリスタルボール」と「ヨガ」の融合プログラムで、リラックスがキーワード。しかも、今回の体験プログラムはメディア関係者も体験し、記事化映像化を目的としているようです。伊達さん曰く「体験してすぐに効果が現れるものが理想」なのだとか。

「伊達公子セレクト・ココロと身体を整えるプログラム」は、ヨガインストラクター今井祐子さん、クリスタルボウル演奏家ラウラ・クリスタルさんをお迎えした豪華メニュー。

ヨガニードラというものは、軽く身体を動かした後、クリスタルボウルの音色とともに今の身体、心に意識を向けていくというマインドフルネスプログラムらしく、新感覚プログラムといったところでしょうか。

 

ほほーう(^^)

 

確かに、伊達さんご本人もメディア体験会のメンバーと一緒にプログラム参加されていますね。

クリスタルボールを囲む伊達さんと大勢のメディア記者さん

クリスタルボールとは、でっかいおりんのような楽器のようなもので、先生方からもその癒し効果は太鼓判なのだとか。

スージーも約40分のプログラムに参加し、効果を実感。40分後には、確かに体がスッキリしてきて、ヨガというよりも就寝前のストレッチに近いような、オリジナルプログラムでした。

 

プログラム終了後、伊達さんご本人からお話を伺うことに。沢山の記者を前に伊達公子さんご自身が今の想いを沢山お話しされていました。伊達さんの想いは、シンプル。

 

「私が良いと思ったものを伝えたい」

 

世界を知るアスリートならでは、という言葉ではあまりに安易すぎますが。伊達さんは、続けて以下のようなお話もされていました。

 

「体を鍛えることの経験は、選手時代から誰よりも時間を費やしてきました。私個人としては、その時間は終わり、自分の年齢も40後半、これからの体、心のメンテナンスを考える時期。長く続けられる、そこを重点に考えています。耳だけ、目だけじゃなく、体全体で私自身が通いたいなと思われるようなプログラムを伝えていきたいですね」

 

実は「体が硬いのです」という伊達さん。

 

「ヨガ、というよりもマインドの部分に興味があり、テニスを離れて時間ができて、新しい世界に触れてみたい」と今回のプログラムを立ち上げたのだとか。

ピラティスのライセンスを持っている伊達さんですので、皆さんにもいいと思うものを体感していただいて、という想いが詰まっていたのだそう。この他にも、伊達さんご本人から興味深いお話を沢山伺ったのですが、続きは後日公開の自由研究でもご紹介していきます。

 

プログラムの最新情報は、公式サイトでもチェックできますよ〜 https://leaveatrail.net/kimikodatesportsstudio/

現在、USオープンで伊達さんは、取材真っ最中とのことですが、帰国後のお土産話も楽しみですね。

クリスタルボールとヨガの体験会の様子

編集部スージーの自由研究は、まだまだ続きます。

 

取材・文/スポブル編集部 スージー

スージーのつぶやき:伊達さんのInstagramは、伊達さん最新情報が満載です。

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「編集部スージーの自由研究」とは?

テーマを「オールスポーツ」に設定し、毎回スポーツと名前のつく、ヒト、コト、モノ、全てにスポットをあて、独自の視点で時には主観的に分析する研究室。スージーは、東京都渋谷区のスポーツブル編集部に勤務中。現在は、「スポブル」内の「地域」「サッカー」ページで、J.LEAGUE関連記事「Jの部屋」取材&コラムを担当中。本名は、鈴木といたって普通の日本人。スージーの由来は遥か昔、FMラジオ局でAD見習い時代に外国人のDJさん達が「スズキ、ニホンゴヤヤコシイ。ユーアー、スージー!」と突如命名されたもの。好きな食べ物は、千葉県市川大野産の「かおり梨」(いらない情報)大網白里町の佐久間農園さんが作った新米コシヒカリ「きちた米〜匠」がマイブーム(いらない情報その2)。