「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会8日目、男子シングルス4回戦で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が世界ランキング55位のジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦。フェデラーが6-3…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会8日目、男子シングルス4回戦で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が世界ランキング55位のジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦。フェデラーが6-3、5-7、6(7)-7、6(3)-7で4回戦敗退、全米6度目の優勝はならなかった。試合時間は3時間34分。

第3セットは6(7)-7で落とし、セットカウント1-2と後がなくなったフェデラー。大事な第4セットに入ると、現地時間は午前0時を過ぎた。

第4セットも中盤までお互いキープで進んでゆくが、いつものフェデラーらしからぬミスがところどころ見られた。対するミルマンはセットを重ねるごとに安定感が更に増し、縦横無尽にコートを走り回って鋭いショットを決めてくる。

そんな中でも3-2で迎えたリターンゲーム、フェデラーは0-40と大きなブレークチャンスを握った。一本凌がれた次のラリーをものにすると、大きな声を出してガッツポーズをつくり、自分を鼓舞した。

ところが直後のサービスゲーム。フェデラーはゲームポイントでスマッシュミスをしてしまうと、その後ショットがアウトとなりすぐさまブレークバックを許してしまう。

結局このセットもタイブレークに突入。フェデラーはまたもダブルフォルトで、相手に先にミニブレークを与えてしまった。観衆は大声援でフェデラーを後押しするも、フェデラーはさらにダブルフォルトでポイントを献上し追い上げならず。4回戦で姿を消す事となった。

勝ったミルマンは試合後のコート上のインタビューで「(フェデラーは)すごく尊敬していて、私のヒーローだった。そのフェデラーに勝てて嬉しい」と喜びを話した。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」4回戦でのフェデラー

(Photo by Alex Pantling/Getty Images)