「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)がブノワ・ペール(フランス)と対戦。7-5、6-4、6-4のストレートでフェデラーが…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)がブノワ・ペール(フランス)と対戦。7-5、6-4、6-4のストレートでフェデラーが勝利し、3回戦進出を決めた。試合時間は1時間56分。

勝利したフェデラーは、3回戦でニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスはピエール ユーグ・エルベール(フランス)を破っての勝ち上がり。

第3セットもペールのサービスから。第3ゲームでフェデラーが15-40とブレークポイントを握ると、ペールがダブルフォルトをし、フェデラーが1ブレークアップとした。

そして第3ゲーム終了後、ペールはトレーナーを呼び、右足の親指辺りを看てもらっていた。特に怪我などではないようで、メディカルタイムアウトも取らずに試合は続行された。

フェデラーは第5ゲームでもブレークに成功し、ゲームカウント4-1とリードを広げる。そして直後の第6ゲームで15-40と2本のブレークポイントを握られたフェデラーは一旦しのぎ、デュースに持ち込んだ。しかし、粘るペールにブレークバックされ、1ブレークアップとなった。

フェデラーは第7ゲームでまたもブレークのチャンスをつかむが、集中力を取り戻しつつあるペールにしのがれ、リードを広げることができず、ゲームカウント4-3となった。

そこからお互いにキープし、ゲームカウント5-4で迎えた第10ゲームがフェデラーのサービング・フォー・ザ・マッチに。ここを落ち着いて決めたフェデラーがストレートで勝利し、3回戦進出を果たした。

ペールはイライラしている場面が多く、ラケットをコートに投げつけたり、大きな声を出したりするところが何度も見られた。しかし、諦めずに積極的に攻め、時にはトリッキーな動きでフェデラーを翻弄することもあった。しかし、それに動じることなく落ち着いてプレーを進めたフェデラーが勝利を収めた。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」2回戦で対戦中のフェデラー

(Photo by Elsa/Getty Images)