「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で、スタン・ワウリンカ(スイス)はUgo Humbert(フランス)を7-6(5)、4-6、6-3、7-5で下して3回戦進出を決…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で、スタン・ワウリンカ(スイス)はUgo Humbert(フランス)を7-6(5)、4-6、6-3、7-5で下して3回戦進出を決めた。試合時間は3時間21分だった。

ワウリンカは現在、世界101位で今大会にもワイルドカードでの出場。世界最高峰の片手バックハンドの持ち主で、凄まじく強力なショットが持ち味で、昨年の膝の手術からカムバックを図っているところだ。

試合では第1セットからワウリンカはHumbertとキープ合戦を繰り広げ、ブレークをさせない一方で自身もなかなかブレークできないままゲームを進行させた。

酷い暑さと高い湿度の中でもワウリンカは、ATP公式サイトで伝えられた通り、強力なショットを武器にしたといい、第1セットはタイブレークに。お互いにミニブレークを分け合ったものの6-5から、ワウリンカはHumbertのダブルフォルトで同セットを自身のものにした。

第2セットも拮抗したゲーム展開で進み、中盤に相互にブレークし合うと、ワウリンカは第9ゲームのサービスでブレークを喫して劣勢に立たされた。結局、同セットを失い、1-1とセットカウントもいったん同点となった。大会公式サイトによれば、ワウリンカがバックハンドをシャンクさせたり声を上げて自らを叱咤したりする場面も見られた。

ただ、その後、ワウリンカはHumbertとブレークし合う場面も見せるものの、第3セットでは第4ゲームにブレーク。同選手はそのままリードを保って試合を運ぶと、そのまま第3セットを獲得。

第4セットでも終盤にワウリンカとHumbertがそれぞれブレークし合って展開したものの、ワウリンカが第11ゲームで1ブレークアップのリードを手にした。最後は手堅くサービスゲームを締めて、同選手が白星を決めた。

ワウリンカは大会公式サイトで「難しい試合になるだろうとは思っていた。Humbertは若い、予選通過選手だったが、勝てて本当に嬉しい。本当にタフなコンディションだった」と今回の試合を振り返った。

ワウリンカは3回戦では第25シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのワウリンカ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)