現地の8月28日。「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会2日目、男子シングルス1回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)が第2シードの帝王ロジャー・フェデラー(スイス)と対戦。西岡が2-6、2-6、4…

現地の8月28日。「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会2日目、男子シングルス1回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)が第2シードの帝王ロジャー・フェデラー(スイス)と対戦。西岡が2-6、2-6、4-6でストレート完敗、残念ながら初戦敗退となった。試合時間は1時間52分。

勝利したフェデラーは2回戦で、ブノワ・ペール(フランス)と対戦する。

第1セット、第2セットともに2-6で奪われた西岡。第3セットで意地を見せて欲しいところだが、ここまでと同様第1ゲームにいきなりブレークされてしまう。

西岡の0-4で迎えた第5ゲーム、フェデラーの強烈な横回転がかかった短いショットをバックハンドウィナーで返すと、少し笑顔も見られた。このゲームでようやくキープすると、続くリターンゲームではリターンエースを決めるなどし15-40のブレークチャンスが。この第6ゲームでは西岡が良い意味で開き直ったのか、思い切りのいいショットやウィナーが出たが、あともう一本が決められずブレークできなかった。

ところが、2-5で迎えたフェデラーのサービング・フォー・ザ・マッチ。ここでもバックハンドウィナーを決めた西岡は、またも15-40のチャンスを掴む。相手はさすがの帝王フェデラー、デュースに持ち直してくるも、その後フェデラーにミスが出て西岡は土壇場でこの試合初のブレークバックに成功した。

しかし西岡の反撃もここまで。4-5でのフェデラー2回目のサービング・フォー・ザ・マッチは防ぎきれなかった。

今回は残念ながらストレート完敗となったが、終盤には良いラリーやウィナーも繰り出し一矢報いた西岡。グランドスラムのセンターコートでしかもフェデラーと対戦できた経験を糧に、今後の活躍も期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」1回戦での西岡

(Photo by Alex Pantling/Getty Images)