「日本のエース」錦織圭(日本/日清食品)。2015年に自己最高の世界ランキング4位を記録し、キャリア通算11個のタイトルを獲得している。グランドスラムとATPマスターズ1000での優勝経験は未だないが、2014年「全米オープン」では準優勝し…

「日本のエース」錦織圭(日本/日清食品)。2015年に自己最高の世界ランキング4位を記録し、キャリア通算11個のタイトルを獲得している。グランドスラムとATPマスターズ1000での優勝経験は未だないが、2014年「全米オープン」では準優勝しており、今大会にも期待がかかる。

Tennis World USAによると、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)に臨む錦織は、自身の状態について次のように語った。

錦織は「未だに、自分は一貫性に欠けている。だから試合の間にも浮き沈みがある。正直、自分のテニスにおける自信なのかフィーリングなのか、そういった細かい面はまだ十分ではない」と課題を口にした。

その一方で前向きに「今週いい練習ができたので、良い感覚を取り戻してきている。もし、より長い5セットマッチで自信をつけ始めることができれば、再びいいチャンスを得ることができると思う。試合でリードを奪い、自分らしいプレーができるように努力するつもりだ」と意気込みを語った。

WOWOWテニス解説者の松岡修造さんも「集中力を持ち、我慢をしながらプレーを続ければ、優勝する可能性もあります」とエールを送っている。

現在世界ランキング19位の錦織は、今大会第21シードでの出場。1回戦では世界ランキング50位のマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)と対戦予定。初戦で勝利を飾り好スタートを切ることに期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」で練習中の錦織

(Photo by Alex Pantling/Getty Images)