「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)とダビド・フェレール(スペイン)が対戦。第1セットは6-3でナダルが先取し、第2セット…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)とダビド・フェレール(スペイン)が対戦。第1セットは6-3でナダルが先取し、第2セット3-4の時点でフェレールが棄権。ナダルが2回戦進出となった。試合時間は1時間21分。

勝利したナダルは、2回戦でバセック・ポスピショル(カナダ)と対戦する。ポスピショルはルーカス・ラッコ(スロバキア)を破っての勝ち上がり。

第2セットはナダルのサービスゲームから。ナダルは第1ゲームでいきなり0-40とフェレールに3本のブレークポイントを握られてしまった。そしてラリーの末にナダルのショットがネットにかかり、ラブゲームでブレークを喫してしまった。しかし、直後の第2ゲームでブレークバックのチャンスをつかんだナダルは、ドロップショットからのボレーを決めてブレークバックに成功し、ゲームカウント1-1とした。

第3ゲームをナダルがキープした後、フェレールがメディカルタイムアウトを取り、左足のアキレス腱からふくらはぎ辺りの治療を受けていた。第4ゲームでナダルはデュースに持ち込んだがブレークすることができない。それどころか第5ゲームでフェレールにブレークを喫し、1ブレークダウンとされた。

そしてお互いにキープしてゲームカウント3-4となったところでフェレールが棄権し、ナダルが2回戦進出となった。

試合後にフェレールはインタビューで「バックハンドを打とうとしたときに足がひどい状態になってしまった」と棄権の理由を語った。そして「実はこれが僕の最後のグランドスラムなんです。最後までできなくてごめんなさい」と語った。

そしてその後にナダルは「とても残念です。フェレールは僕にとって一番仲の良い選手のうちの一人です。これまで素晴らしい戦いをやってきました。スペインを代表する誇りの選手なんです」とフェレールについて語った。そして「今日の勝利は決してハッピーなものではありません。次の試合はもっとアグレッシブにいきます」とも語った。(テニスデイリー編集部)

※写真は試合後抱き合うナダルとフェレール

(Photo by Julian Finney/Getty Images)