「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会初日、第28シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)が2回戦への進出を決めた。1回戦でのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)との10代カナダ対決に臨んだが…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)大会初日、第28シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)が2回戦への進出を決めた。1回戦でのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)との10代カナダ対決に臨んだが、オジェ アリアシムが第3セット途中で棄権して決着し、スコアは7-5、5-7、4-1(RET)だった。

シャポバロフは19歳の28位で、将来のNo.1候補ともいわれる。昨年の「全米オープン」では10代ながら4回戦まで進出する活躍を見せていた。

一方の、オジェ アリアシムは18歳とシャポバロフと同様に10代の期待の若手。同選手にとっては今回が初のグランドスラムの本戦ドローでの試合となり、両者の対戦は今回が初めてだった。

第1セットでシャポバロフはオジェ アリアシムと競り合いながら試合を展開。第2、3ゲームでブレークし合ったほか、第4ゲームでもシャポバロフはダブルフォルトなどからブレークのピンチに。さらにオジェ アリアシムにフォアのウィナーを許し、再び1ブレークダウンのビハインドに陥った。

しかし3-5となり1ゲームを失えばセットダウンとなる第9ゲームにシャポバロフは活路を見出す。ブレークバックしてスコアをイーブンに戻すと、続くゲームでもシャポバロフにブレークチャンスが訪れた。すると同選手のバックハンドがコートを斜めに切り裂くウィナーとなり、そのままシャポバロフが第1セットは手にした。

第2セットもセット終盤に両者は再び激しく競り合う。シャポバロフが1ブレークアップとリードしていたものの、第10ゲームにブレークを喫して、イーブンに。さらに第12ゲームのサービスで、4度のデュースを繰り返す競り合いとなると、5度目のセットポイントのピンチでシャポバロフのバックハンドはアウト。第2セットを失った。

ただ、10代同士が激しくぶつかり合う展開もここまで。オジェ アリアシムは体調を崩したのか第3セットで2度ブレークを許し、4-1となった時点で棄権を選択。試合はシャポバロフの白星で決着した。

シャポバロフは2回戦ではアンドレアス・セッピ(イタリア)と対戦する。両選手の対戦は今回が初となる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン 」1回戦でのシャポバロフ

(Photo by Sarah Stier/Getty Images)