現地の8月27日。「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、世界ランキング1位(ランキングは8月27日時点)のラファエル・ナダル(スペイン)と元世界ランキング3位のダビド・フェレ…

現地の8月27日。「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、世界ランキング1位(ランキングは8月27日時点)のラファエル・ナダル(スペイン)と元世界ランキング3位のダビド・フェレール(スペイン)が対戦する。試合はセンターコートで、日本時間8月28日10時頃に開始予定。

両者は男子国別対抗戦「デビスカップ」では共に戦ってきた仲。ツアーでは過去に30回対戦しており、ナダルの24勝6敗となっている。「全米オープン」では2007年に1度対戦しており、その時はフェレールが勝利した。二人が最後に対戦したのは2015年の「Nitto ATPファイナルズ」で、今回は約2年10ヶ月ぶりの対戦となる。

ナダルは、「全米オープン」で過去3個のタイトルを獲得。前年も優勝しており、ディフェンディングチャンピオンとして臨む。一方のフェレールは、2013年に自己最高の世界ランキング3位を記録し、現在は148位だ。「全米オープン」の過去最高成績はベスト4。

ATP公式サイトによるとフェレールはスペインの新聞「EL ESPANOL」紙に、自身の引退がすぐ近くに迫ってきた事を初めて発表した。「(地元である)スペインの人たちの前で、2019年シーズン、そしてキャリアを終えたいと思っています」と話すフェレール。

「私は勝ちたいし、そのつもりでラファと対戦する。なぜならそれが私という人間であり、そういう血が流れているからだ」「私は引退の扉をノックしているが、戦うことなく敗れるつもりはない」

また「最終的に、私は幸せだった。今回が最後のグランドスラムになるだろうし、全米オープンの最も大きなステージでラファとプレーする機会を得た事は、私にとって光栄な事だ。テニスはこのようなギフトを与えてくれるから幸せだよ」とフェレールは語った。

王者ナダルと現役引退の意向を口にしているフェレール。運命的な巡り合わせを感じる、このスペイン勢同士の戦いに期待したい。

テニスデイリーでは、サイト上で試合速報とライブ配信を無料で行う予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ・準々決勝(ワールドグループ)」でのナダル(右)とフェレール(左)

(Photo by David Aliaga/NurPhoto via Getty Images)