野球ファン必見! 第12回BFA U18 アジア選手権に出場する日本チームの主力選手を10人、ピックアップ。彼らの夏の甲子園の活躍を中心に紹介!
今年の高校野球を沸かせた選手たちがアジア相手にどんな活躍を魅せるのか!?

山田龍聖(やまだりゅうせい)
高岡商
182センチ 80キロ
左投左打 投手
【写真提供:共同通信社】

 

 以前からプロ球団からマークされていたが、この夏の甲子園で2勝を挙げ、名実ともに全国区になった。

 実は今年、左腕の人材不足。山田と板川(横浜)の存在は貴重なのだ。

 山田は2年のセンバツにベンチ入りするが登板なし。去年の夏は初戦の東海大菅生戦にリリーフするが、3四死球、4安打を許し、1回3分の1で6失点と屈辱的な登板になった。
それから1年をかけて結果を積み重ねてきて、今年の春に背番号「1」をつける。

 甲子園の1回戦の佐賀商戦に7回を投げて自責0、佐久長聖には9回自責3。そして31年ぶりに3回戦に進んで、挑んだのが大阪桐蔭だ。
 1点リードで迎えた3回裏、今回、代表のチームメイトになった、中川に逆転二塁打を打たれる。が、そこから後続の藤原、根尾をスライダーで連続三振。これ以上の失点はどうしても避けたい場面で、気迫こもった投球は見事だった。藤原は3球三振で「あれで崩れた。実力不足」とそこでの完敗を認めている。

また、藤原は盗塁を試みるが、刺されている。藤原の盗塁死は珍しく、バッテリーの呼吸もよく合っていた。8回を投げて4連続を含み11奪三振、失点3に抑えた(1対3で敗退)。高岡商の吉田監督は「高校に入ってからのベストピッチングだった」と褒めた。
 
 大阪桐蔭が北大阪大会から、一番、苦しめられたピッチャーと言っても言い過ぎではない。「こんなに苦しい試合は今までになかった」と中川キャプテンに言わしめた。

 最速は148キロで甲子園では144キロを出した。ヒジを柔らかく使ったオーバーハンド。スピンが効いていて、浮力があるため打者のバットはボールの下を通ってしまう。変化球も大きく、タイミングを外すことが巧みだ。ストライクゾーンのコーナーも広めの国際ルールを上手く使えるかもしれない

(文・清水岳志)