ヤクルト―DeNA19  お立ち台で通算250本塁打のボールを手に笑顔を見せるヤクルトのバレンティン=神宮【写真提供:共同通信社】 ヤクルトのバレンティンが26日の横浜DeNA戦でNPB通算250号本塁打を放って勝利に貢献した。 「4番・…

ヤクルト―DeNA19  お立ち台で通算250本塁打のボールを手に笑顔を見せるヤクルトのバレンティン=神宮【写真提供:共同通信社】


 ヤクルトのバレンティンが26日の横浜DeNA戦でNPB通算250号本塁打を放って勝利に貢献した。

 「4番・レフト」で先発出場。3回無死3塁で迎えた第2打席。「自分が思い切ってスイングできるボールを待っていた」と、フルカウントからの7球目、相手先発。今永の投じたやや外角寄りの145キロ直球を捉えてバックスクリーンへ直撃する完璧なアーチ。勝ち越し点をチームに届けるだけでなく、リーグトップの33号、そしてNPB史上62人目(外国人では8人目)となる通算250号本塁打となった。

 在籍8年、869試合目での通算250号達成は、ブライアント(近鉄)、カブレラ(西武)の733試合に次ぐ歴代3番目のスピード記録。試合後のお立ち台で「アリガトウゴザイマス」と日本語で答えた助っ人は、節目の記録に「とてもうれしい。すごく誇りに思う。応援してくれたファンのみなさんにも感謝したい」と頭を下げると、記念のホームランボールは「とても大切なもの。家に帰って、ケースに入れて飾るようにします」と笑顔を見せた。

 2011年に来日したバレンティン。3年目の2013年に60本塁打を放った伝説のシーズンだけでなく、今季を含めて8年間で7度目のシーズン30発をマークしている。その間、一時は退団の噂もあったが、今季の活躍で改めて神宮に欠かせない男として再認識。まだまだ日本野球でアーチを放ち続けるつもりだ。