日本ハム―楽天19  6回2失点で9勝目を挙げた日本ハムのマルティネス=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】 北海道日本ハムのマルティネスが26日の東北楽天戦で6回2失点、7奪三振の好投で今季9勝目を挙げた。  開幕からローテーションの一角…

日本ハム―楽天19  6回2失点で9勝目を挙げた日本ハムのマルティネス=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


 北海道日本ハムのマルティネスが26日の東北楽天戦で6回2失点、7奪三振の好投で今季9勝目を挙げた。
 
 開幕からローテーションの一角を任されてきたマルティネス。7月、8月は序盤に失点を許し場面も多く、6試合で1勝3敗と結果が出せていなかった。しかし、本拠地・札幌ドームでは5戦3勝、防御率1.80と安定。8月最後の試合で見事に復調した姿を見せた。

 初回、先頭打者を四球で歩かせた直後に犠打を決められ、1死2塁といきなり得点圏にランナーを背負ったが、ここで崩れることなく後続を打ち取ると、勢いに乗った。2回以降は安定感のある投球で5回まで1安打と完璧な投球を見せた。味方打線もマルティネスに3試合ぶりの白星をプレゼントしようと序盤に4点を奪って試合を有利に運んだ。

 最終的に6回に3安打を浴び2点を失ったマルティネスだったが、自己最多タイの7奪三振をマークし、先発の役割を果たしてマウンドを降りた。7回以降はリリーフ陣が踏ん張り、チームは4対2で勝利。チームの7カードぶりに勝ち越しに貢献した。久々のヒーローインタビューとなったマルディネスは、「しっかりとした戦略を練ってゲームに挑みました。鶴岡(慎二)選手の好リードについていったおかげ」と、打つ方でも3打点と活躍した女房役を称えた。来日1年目での2ケタ勝利も見えてきたマルティネス。クライマックスシリーズ進出はもちろん、可能性が残されている逆転優勝へ、助っ人右腕の働きにかかる期待は大きい。