8月27日から始まる「全米オープン」に向けて、すでに熱い戦いが予選で繰り広げられている。肘の不調などでツアーを離れていたノバク・ジョコビッチ(セルビア)も復調するなど、今年最後のグランドスラムに向けた下地は整ってきている。その中で、世界ラン…

8月27日から始まる「全米オープン」に向けて、すでに熱い戦いが予選で繰り広げられている。肘の不調などでツアーを離れていたノバク・ジョコビッチ(セルビア)も復調するなど、今年最後のグランドスラムに向けた下地は整ってきている。

その中で、世界ランキング2位のロジャー・フェデラー(スイス)が「全米オープン」の大会公式サイトで「ジョコビッチとラファエル・ナダル(スペイン)が優勝候補」だとの見解を明らかにした。

フェデラー自身は、過去に5度の「全米オープン」でタイトルを獲得した経験を持ち、2018年に優勝すれば10年ぶりの同大会でのタイトル獲得となる。また「今回の『全米オープン』のドローは大変に面白いものになる」と語り、今年最後のグランドスラムに向けて前向きな見方を語った。

今回の「全米オープン」には怪我などでツアーを離脱していたランカーが戻ってきており、フェデラーも同様にツアーに戻ってくる選手らを歓迎。

さらに「今年はシーズンの終わりにかけて、多くの選手らが健康になって戻ってくる。ノバクのカムバックを見られてよかったし、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が再び素晴らしいテニスをしてきた。スタン・ワウリンカ(スイス)も錦織圭(日本/日清食品)も堅固なテニスをしている。過去9ヶ月間みんないなかったんだ」と語り、現状を前向きにとらえた。

現在ではすでにフェデラーも「全米オープン」での組み合わせが明らかになっており、第2シードとして参戦。1回戦では西岡良仁(日本/ミキハウス)がフェデラーに挑む予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」に向け練習するフェデラー

(Photo by TPN/Getty Images)