野球ファン必見! 第12回BFA U18 アジア選手権に出場する日本チームの主力選手を10人、ピックアップ。彼らの夏の甲子園の活躍を中心に紹介!
今年の高校野球を沸かせた選手たちがアジア相手にどんな活躍を魅せるのか!?

藤原恭大(ふじわらきょうた)大阪桐蔭
181センチ 78キロ
外野手 左投左打
【写真提供=共同通信社】

 

 夏の甲子園、高岡商との3回戦。盗塁を試みたがまさか、刺された。足攻が封じられたことも苦戦の要因だろう(大阪桐蔭3‐1高岡商)。盗塁死が珍しいほどの俊足。金足農との決勝の3回、センター右横へのヒットを二塁打にした。
 単打と決めつけて目を離すと歓声があがり、セカンドに向かっている姿が飛び込んでくる。単打を二塁打に、二塁打を三塁打にしてしまうシーンが多く、50メートル5秒代で距離が延びるほど加速度は増す。その豪走する迫力のすごいこと。

 準決勝、済美戦の二回の守備、センター前ヒットをホームへダイレクト返球して刺した。追加点を阻む大きなプレーになった。遠投110メートルの強肩で守備範囲が広いが、捕球するときは意外や、両手で丁寧に捕ることが多い。

 2年秋までずっと1番を打っていたが、西谷監督が「藤原の4番はどうなんやろ、とふと試したら、意外にはまった」と言う。クリーンアップの厚みが増した。今夏は3本塁打。
 沖学園戦は「レフト方向は根尾の方が飛びます」と言うが、自身2本目の逆方向へ。準々決勝の浦和学院戦、五回は狙っていたという内角のストレートの初球をライト席へ。八回は中堅手がセンターライナーと思った当たりがバックスクリーンへ入るという、恐ろしいほどの打球だった。
 
高校通算32本塁打(非公式)。公式戦通算は27安打、3割3分3厘。2年春の履正社との決勝でも2本塁打で、大舞台に強い。

 根尾と、お互いにライバルとして向上しあってきた。「根尾の存在が成長させてくれた要因」という。甲乙はつかない。

 去年のカナダでのU-18ワールドカップに2年生として報徳学園・小園とともに選ばれた。トップバッターを任され、打率4割2分9厘を残している。宮崎では中軸を打ちそうだ。

(文・清水岳志)