「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/8月13~19日/ハードコート)大会最終日、女子シングルス決勝で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)はキキ・バーテンズ(オランダ)に6-2、6(6)- 7、2-6で敗れ、優勝を…

「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/8月13~19日/ハードコート)大会最終日、女子シングルス決勝で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)はキキ・バーテンズ(オランダ)に6-2、6(6)- 7、2-6で敗れ、優勝を逃した。試合時間は2時間5分だった。

ハレプは知的にゲームを組み立てて流れるような動きでコートカバーし、小柄ながらダイナミックなスイングで対戦相手を押し込むタイプの選手。現在の世界ランキングは1位。一方のバーテンズは精度の高いバックハンドと強力なフォアハンドを持つ選手。世界ランキングは17位だ。

第1セット序盤、ハレプはミスの目立ったバーテンズのサービスをブレークし、好スタートを切った。さらに4-2とリードすると、続くハレプのリターンゲームが再びブレークとなり、ハレプの2ブレークアップ。ハレプが大きくリードしてこのまま押し切り、同セットは6-2で先取した。

優勝まであと1セットに迫ったハレプだったが、第2セットではバーテンズが巻き返し苦しい展開に。バーテンズの積極的なプレーに攻めたてられてしまい、ハレプはバーテンズにリードを許した。

ハレプはタイブレークに入った後に、バーテンズの強力なサービスに押されたほかミニブレークもされ3-5と劣勢に立たされた後、跳ね返した。力強いフォアハンドなどで得点を重ねてハレプは6-5でチャンピオンシップポイントを迎えた。

しかし、ハレプはその好機をものにできずに第2セットを失って、勝負の行方は第3セットに持ち越された。

第3セットでも、両者ともにブレークし合うなど競り合う場面も見せたものの、最後までバーテンズを上回ることはできずに黒星に。優勝を逃す形となった。

ハレプは「全米オープン」直前の大会となる「コネチカット・オープン」にも今週、出場する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウェスタン&サザン・オープン」でのハレプ(左)

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)