「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会3日目、ステファノス・チチパス(ギリシャ)はダビド・ゴファン(ベルギー)との1回戦で5-7、3-6で敗れた。試合時間は1時間25分だった。チチパ…

「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会3日目、ステファノス・チチパス(ギリシャ)はダビド・ゴファン(ベルギー)との1回戦で5-7、3-6で敗れた。試合時間は1時間25分だった。

チチパスは現在、まだ20歳ながらも世界15位とトップ10入りを窺っており、ゴファンは一方で11位。小柄な体格ながら軽快なフットワークと優れたリターンを武器にするベースライナーだ。

試合では開始から、チチパスはより豊富な経験を持つゴファンに対して、サービスをキープし合いながら試合を運ぶ互角の展開を見せた。

その中で第1セットの山場となったのは終盤。第10ゲーム以降だった。チチパスはリターンに回った同ゲームで、ゴファンのアウトミスやネットミスから3ブレークポイントの大きなチャンス。しかし、ゴファンに巻き返しを許してデュースに持ち込まれると、結局チチパスはブレークには及ばなかった。

逆に続く第11ゲームでチチパスはアウトミスなどから2ブレークポイントのピンチ。サービスエースで1度はしのいだものの、続くポイントでチチパスのフォアハンドがネット。ブレークを喫してしまった。

第1セットについては、そのままゴファンのサービスゲームがキープとなり、チチパスは5-7と取りそこなった。

さらに第2セットでチチパスは第2ゲームでブレークし、1セットダウンから巻き返すかに見えた。が、続く第3ゲームのサービスを失ってスコアをイーブンに戻されると、中盤以降に再びピンチに。

第7、9ゲームでも、チチパスのサービスがブレークとなり、第2セットもゴファンの手に落ちた。

チチパスはハードコートシーズンに入ってから、「ATP500 ワシントンD.C.」では準決勝、「ATP1000 トロント」では決勝に進出するなど上位入りを果たしてきたが、2大会ぶりに1回戦で本戦ドローから姿を消す形になった。

チチパスを下したゴファンは2回戦でブノワ・ペール(フランス)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 トロント」でのチチパス

(Photograph by Julian Avram/Icon Sportswire via Getty Images)