「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会3日目、チョン・ヒョン(韓国)はジャック・ソック(アメリカ)との1回戦を2-6、6-1、6-2で制した。試合時間は1時間53分だった。チョンは、…

「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会3日目、チョン・ヒョン(韓国)はジャック・ソック(アメリカ)との1回戦を2-6、6-1、6-2で制した。試合時間は1時間53分だった。

チョンは、世界ランキング25位の22歳。クレーコートシーズンで足首に怪我を負い、5月の「ATPマスターズ1000 マドリード」の初戦で敗れて以降、ツアーから離れていた。ハードコートシーズンの開始に合わせてツアーに復帰が実現した。

第1セットでチョンは、ソックにリードされる逆境からの立ち上がりとなった。第1ゲームで自身のサービスでチョンはデュースに持ち込まれると、ストロークの打ち合いの中でネットミス。1ブレーク先行される形になった。

さらに同セットでチョンは第5ゲームでもダブルフォルトもありソックに連続で得点され3ブレークポイント。さらにチョンのアウトミスが重なり、セット内で2度目のブレークとなると、そのままチョンは第1セットを2-6で失った。

第2セットからはしかし、チョンが巻き返しを図った。第4ゲームは同選手のリターンで2ブレークポイントのチャンスもあったが、ソックのサービスエースなどもあり、チョンが好機を逃したかに見えた。しかし3度目のデュースでブレークポイントのチャンスを再び作ると、最後はチョンのリターンがエースとなり、リードを獲得した。

チョンはさらに第6ゲームでもブレークするとそのまま押し切り、第2セットはチョンの手に落ちた。スコアでもチョンとソックが並び、勝敗は第3セットの行方次第となった。

チョンはさらに第3セットでもソックに対抗して、サービスをキープして試合を運んだ。さらに第5ゲームのリターンに入ると、ソックのアウトミスなどもあり2ブレークポイントのチャンスがチョンに訪れた。1ポイントは失ったものの、続くポイントでチョンのリターンがエースになり、ブレークとなった。

結局、チョンは次のリターンとなった第7ゲームでもブレーク。そのまま第3セットを自身のものにして、勝利を確定させた。

チョンは2回戦で世界3位のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)と対戦する予定だ。両者は今回が初顔合わせとなる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 シンシナティ」でのチョン

(Photo by Rob Carr/Getty Images)