「ロジャーズ・カップ」(カナダ・モントリオール/8月6~12日/ハードコート)の大会最終日、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は第3シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)との決勝戦に臨み、優勝した。スコアは7-6(6)、3-6、…

「ロジャーズ・カップ」(カナダ・モントリオール/8月6~12日/ハードコート)の大会最終日、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は第3シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)との決勝戦に臨み、優勝した。スコアは7-6(6)、3-6、6-4、試合時間は2時間41分だった。

ハレプは世界ランキングで1位であるほか今年の「全仏オープン」で優勝。世界3位のスティーブンスとはその「全仏オープン」の決勝戦でも対戦しており、再戦する形になった。

ハレプとスティーブンスはいずれも第1セットから次々とブレークし合う激しい競り合いを見せた。

第1セットでは両選手を合わせて6度ブレークし合ったもののいずれも決定的なリードを奪えずにタイブレークへ。最後はハレプが上回り、第1セットを自身のものにした。

第2セットでは、スティーブンスの粘りが見られハレプは劣勢に。冒頭でブレークし合った後に、ハレプはスティーブンスに1ブレークアップのリードを許したほか、第9ゲームでもブレークされてしまい、第2セットを失った。

しかし第3セットで、ハレプはスティーブンスに対して第1ゲームでブレークした一方で序盤では自身も1ブレークを喫し、互角のまま試合を運んだ。

ただ、中盤に入ってから2度のブレークを重ねると、ハレプがブレーク数でも上回り6-4で締めくくった。

終わってみれば両者は今回の試合ではほぼ互角で、サービスでもリターンでも得点率は50%。ポイント獲得率では拮抗していたもののわずかな差でハレプがタイトルを獲得した。同選手にとっては2016年に続く2度目の「ロジャーズ・カップ」タイトルとなり、今期では3つ目の獲得タイトルとなった。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ロジャーズ・カップ」優勝のハレプ

(Photo by David Kirouac/Icon Sportswire via Getty Images)