「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の大会4日目、デニス・シャポバロフ(カナダ)は、ロビン・ハッサ(オランダ)との3回戦で5-7、2-6で敗れてシングルスのドローから姿を消した。試合時間は1時間14…

「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の大会4日目、デニス・シャポバロフ(カナダ)は、ロビン・ハッサ(オランダ)との3回戦で5-7、2-6で敗れてシングルスのドローから姿を消した。試合時間は1時間14分だった。

シャポバロフは19歳ながら26位に入っている若手の中でも大きな注目を集めている一人で、昨年の同大会では、当時世界2位だったラファエル・ナダル(スペイン)を3回戦で下すなどベスト4へ進出する快進撃を見せた。アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に敗れたものの、存在感を示していた。

ただ、今回の試合ではシャポバロフはハッサをリードできずに第1セットの試合を運ばなければならなかった。第5ゲームの自身のサービスでは、30-40のブレークポイントを握られると、シャポバロフはなんとかデュースに。しかし最後はシャポバロフのフォアにミスが出てブレークとなった。

シャポバロフは直後のリターンでハッサのサービスをブレークしていったんはスコアをタイに戻したが、終盤で再びピンチに陥る。第11ゲームのサービスで2度目のデュースからブレークポイントを握られると、ハッサのリターンに対する返球をネットにかけてしまい、シャポバロフがサービスゲームを失った。

続くゲームもシャポバロフはブレークできずに、第1セットを失った。

第2セットでもシャポバロフは主導権を握れずに劣勢に追い込まれた。第3ゲームの同セット2度目のサービスで、2ブレークポイントのピンチとなると、シャポバロフはストロークの打ち合いでミスしてしまいブレーク。1セットダウンの上で1ブレークダウンという厳しい状況に立たされてしまった。

結局、シャポバロフは第5ゲームでのサービスゲームも失ってしまい、ハッサを逆転するチャンスなく2-6と第2セットも取得できなかった。

大会公式Twitterによれば、シャポバロフは「(ハッサに)ペースをたびたび変えられ、とても遅くプレーさせられた。ロビンはいいプレーをした」と分析したという。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 トロント」でのシャポバロフ

(Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)