現地の8月9日、「ロジャーズ・カップ」(カナダ・モントリオール/8月6~12日/ハードコート)大会4日目。女子シングルス3回戦で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第13シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に6-2、6-2で勝…

現地の8月9日、「ロジャーズ・カップ」(カナダ・モントリオール/8月6~12日/ハードコート)大会4日目。女子シングルス3回戦で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第13シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に6-2、6-2で勝利した。試合時間は1時間11分。

勝利したハレプは準々決勝で、第6シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)と対戦予定。

世界ランキング1位の女王ハレプは、6月の「全仏オープン」でグランドスラム初優勝。知的にゲームを組み立て、小柄ながらダイナミックなスイングで相手を押し込むプレーが特徴だ。対戦相手のビーナスは世界ランキング14位。38歳にしてなお放つショットはパワフルで、サービスの威力も抜群。シングルスではグランドスラムのタイトルを7個獲得している。

両者は同日行われた2回戦をそれぞれ勝ち上がっており、2試合目となった。

試合は第1セット、ハレプが第1・第5ゲームでブレークしてゲームカウント4-1に。5-2で迎えたハレプのサービスゲームではあと1本が決まらず、4回デュースになるもハレプがキープし、セットを先取した。

そして第2セット、立ち上がりからハレプが3ゲーム連取。第4ゲームで一つブレークバックされるも、第7ゲームでビーナスがダブルフォルトをおかして再びブレークに成功し5-2とリードした。続くハレプのサービング・フォー・ザ・マッチ、最後はバックハンドのダウン・ザ・ラインを決めて勝利。同大会4年連続の準々決勝進出を決めた。

WTA公式サイトによると、ハレプは試合後「1日に2試合をプレーすることはあまりない。私はただ選手用ラウンジでソファに座っていた。眠ろうとしたけどできなかった。私は休んだ」と話した。また「コート上で私は元気だったし、周りの環境が私にエネルギーを与えてくれた。コートでの時間を楽しんでいるような感じがした。それが多分上手くプレーできた理由だと思う」と振り返った。(テニスデイリー編集部)

※写真は準々決勝進出を決めたハレプ

(Photo by Minas Panagiotakis/Getty Images)