「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の大会4日目の男子シングルス3回戦で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は予選から出場しているダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-3、6-2のスト…

「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の大会4日目の男子シングルス3回戦で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は予選から出場しているダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-3、6-2のストレートで下した。試合時間は52分だった。

試合は序盤、ズベレフとメドベージェフはそれぞれ自身のサービスゲームをキープ。そのままゲームを運ぶと、両選手ともにブレークのチャンスもなく終盤へ入った。

ゲームが動いたのは第8ゲーム。ズベレフは、深いリターンでメドベージェフにミスさせるなどし、ブレークポイントを獲得。続くポイントでのストローク戦でもメドベージェフにアウトミスが出て、ズベレフが1ブレークアップとした。

続くサービング・フォー・ザ・セットとなったサービスゲームで、ズベレフがきっちり締めて、第1セットを6-3での奪取とした。

さらに第2セットでもズベレフの勢いは衰えず、序盤からリードを掴む。

1ゲームずつキープして1-1で迎えた第3ゲームでズベレフは、デュースに持ち込むとバックハンドのウィナーを放ちブレイクポイントに。このチャンスに、ドロップショットで意表を突くと、メドベージェフの返球がアウトとなり、ズベレフが1ブレークアップのリードとした。

ズベレフはその後、第5ゲームのリターンでもラブゲームでブレークしてリードを広げたほか、自身のサービスゲームでも付け入る隙を与えずにキープ。最後は6-2で試合を締めくくった。

ズベレフは続く準々決勝で19歳で27位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する予定だ。チチパスは3回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-3、6(5)-7、6-3で破り勝ち上がってきている。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 トロント」2回戦でのズベレフ

(Photograph by Julian Avram/Icon Sportswire via Getty Images)