「ATPワールドツアー」の下部ツアーにあたる「ATPチャレンジャー」。錦織圭(日本/日清食品)も2018年復帰戦は、この下部ツアーの中の大会「ATPチャレンジャーニューポートビーチ」を選び、復活への歩みを始めた。ATP(男子プロテニス協会)…

「ATPワールドツアー」の下部ツアーにあたる「ATPチャレンジャー」。錦織圭(日本/日清食品)も2018年復帰戦は、この下部ツアーの中の大会「ATPチャレンジャーニューポートビーチ」を選び、復活への歩みを始めた。

ATP(男子プロテニス協会)はこのチャレンジャーツアーを変更、下部レベルを整備して選手が賞金を獲得しやすくすることを目指すという。

2019年からこのチャレンジャーツアーのドロー数を32から48へと増やす予定だ。また全選手が賞金を獲得し、ホテルでの宿泊を提供されることになるという。ATPは、賞金として100万ドルが追加されると試算している。

2018年のチャレンジャーツアーには、世界中で160以上の大会がある。2019年からはこれらの大会が賞金レベルとATPランキングポイントに応じて、ATPチャレンジャー70、80、95、110、125へと改められることになり、最高レベルでは16万2,480ドルを提供する予定だ。

さらに変更として、2020年にはチャレンジャーツアー以上でのみATPランキングポイントが与えられることになる予定。現在は、もう1ランク下のITFフューチャーズシリーズでもポイントを与えている。

ベテランの添田豪(日本/GODAI)、内山靖崇(日本/北日本物産)、伊藤竜馬(日本/北日本物産)、20歳の綿貫陽介(日本/日清食品)らも、現在「ATPチャレンジャー」を中心に試合出場している。下部ツアーの環境がより良くなり、テニス界全体のレベル底上げにつながる事を期待したい。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年1月「ATPチャレンジャーニューポートビーチ」1回戦での錦織(コート奥側)

(Photo by John Cordes/Icon Sportswire via Getty Images)